Headingは312度ですから、飛行機は北西(左上)を向いています。
VORとして考えると、OBSは360度を選んでます。 To-FromがTOなので、飛行機は360度ラジアルより反対側に居ると分かります。この場合は090から時計回りに180度を通過して270の間に居ると分かります。 (違う考え方だと、局の南に居る) CDI Needleで考えると左に触れています。と言うことは、OBSで選んだ360度より時計回りの方向180度以内に居ると分かります。(360, 000-090-180、 OBSとHeadingを同じにすると、コースが左に有るって意味です)
HSIでは、OBSえ選んだコースが視覚的に分かる様になっています。
CDIは上の方向に有りますんで、「VOR360度でTOのコース」は前方にあります、とパッと分かります。 (と言う事は180度の線より東側)右の図の様に、このまま飛行すると、360度ToにIntercept出来ると分ります。
この様に、「OBSで選んだコースは、目の前にあり、飛行機は局の方角(TO)を向いている」と一目で分かるのがHSIです。(左の図)HISで見ると、CDIの針が前方に有ると表示されてるでしょ。 このままインターセプトすると、To-Fromが右(上)に有るので、右(上)側に局が来るとも分かります。
HSIは、To-Fromの矢印が、飛行機から見たVORの位置、
CDIの針が計算しないでも、OBSが選んだコースの方向を表示してます。
左の図では、機首が左上です。真ん中の飛行機を見て下さい。