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HSI, Horizontal Situation Indicator

左の図の場合: Headingは135度、VORのOBS(Course Selector)は270度。 VORで考えると「From」でCDIが「右」に有るのと同じです。HISの表示を見ると、計器が示す様に局が左上側で、OBSで選んだコースが後方に有ると表示しています。

パッと見ると、Headingは135度ですから、飛行機は南東(右下)を向いています。そしてOBSで選んだコースが針が指している270度です。「C」のTo-Fromが左側なので、VOR局も左側にあります。 そして、CDIは飛行機の下に有るので、選んだコースよりも離れる様に飛んでいると分かります。 この様に直感的に分かるのがHSIの良い点です。 

VORとして考えると、OBSは270度を選んでます。To-FromがFrom(三角がOBSと反対)なので、飛行機は270度ラジアルの方向に居ると分かります。この場合は180から時計回りに270度を通過して360の間に居ると分かります。(考えかたを変えると、局の西側に居る) CDI Needleで考えると、針はに触れています。と言うことは、OBSで選んだ270度より反時計回りの方向180度以内に居ると分かります。(270-180-090、 OBSとHeadingを同じにすると、コースが右に有るって意味です)

HSIは、To-Fromの矢印が、飛行機から見たVORの位置、 CDIの針が計算しないでも、OBSが選んだコースの方向を表示してます。

  1. CDIの延長線上にラインを書く。 (青色の線)
  2. このラインがOBSで選んだコースに比例します。 (この時点では、まだVOR局の位置は不特定)
  3. TO-FROMの三角形がVOR局が有る方向を示します。距離は不明。(三角が左上に有るので、ラインの左上に局が有る)
  4. Compass Roseの360度(000度)の方向が北なので、局の印から360と平行に線を引く。それが南北の線になります。
  5. HSIの飛行機の位置と機首が、OSBで選んだコースとの位置関係を教えてくれます。

 

HSIのTOPへ  :  右のHSIの場合

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