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Density Altitude Chart 例の5
問題: Altimeter Settingが28.22の時、高度計が1,386 feetを表示していました。 Standardな気温であればDenstiy Altitudeは?
考え方:
- このChartを使ってDenstiy Altitude(気圧高度)を求める時は右側の表でPressure Altitudeを求めます。
- そして、得られたPressure Altitudeを元に、標準気温からの変化を調節してDensity Altutudeを求めます。
- 右側の表からPresuure Altitudeを求めます。
- これでConversion Factorを求め、高度計からPressure Altitudeを求めます。
- この例ではAltimeter Setting が28.22。 ピッタリの数値が無いので計算が必要になります。
- まず、前後の数値を見てください。 28.2 と 28.3 が必要です。(右側で赤色の長方形に囲まれた部分)
- 28.2 を見ると、「1,630」となっています。
- 28.3 を見ると、「1,533」となっています。
- 28.22は 28.2よりで「10分の2」の所に有ります。
- まず、二つの差を求め、目標数値のConversion Factorを計算します。その割合は28.2の1,630 feet から引く事になります。
- 二つの差は「1,630 - 1,533 = 97」 で、 二つの数値には97 feetの変化が有ると分かります。
- 28.22は 28.2から0.02外れているので、その分を計算します。
- 「10分の2」が差ですから、97 x 0.2 で19 feetの差があると分ります。
- 28.2と28.3の関係を見ると、数値の大きい方がConversion Factorが大きくなるので1,630 feetから19 feet引きます。
- 1,630 - 19 = 1,611 がConversion Factorになります。 また数値もプラスなので、表示高度に足し算を行います。
- 1,380 + 1,611 = 2,991 feet が Pressure Altitudeと計算が出来ました。
- 次は
- 左の表です。
- 2,991 feetのPressure Altitueの線を描きます。(斜め赤線)
- 2,991は3,000に限りなく近いので、Pressure Altitudeで3,000 feetから気持ちだけ下になると思ってください。
- 今回は気温が標準気温、Standard Temperatureになりますので、既に温度線も描かれています。
- それらの2本の線が交わる所から、真横に線を引いてください。 そこがDensity Altitudeになります。
- 今回は 2,991 feetです。
-
- 実
- は
- で
- す
- ね、
-
- Denstity Altitudeの定義はPressure AltitudeからNon-Standardな気温を修正した物です。
- 言い換えますと、気温がStandard Temperature(標準気温)の場合は、Pressure AltitudeとDensity Altitudeが同じになります。
- ですから、この例題ではPressure Altitude = Density Altitudeです。 理由はStandard Temperatureだからです。
- もちろん、少しでも気温が狂うとDensity Altitudeは変化します。
-
- そ
- れ
- と、
-
- このFAAが問題に使った表はStandard Temperature(標準気温)の線が若干、外れています。
- まあ気温がStandardであればPressure AltitudeもDensity Altitudeも同じになるんで、気にする事は無いんですけどね。
他の例 Density Altitudeを求める 1 ・ 2 : Pressure Altitudeを求める 1 ・ 2 : Pressure とDensity Altitudeを求める時 : TOPへ
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