飛行機は安全に飛行出来る様にと、「重量制限、 Weight」と「重心の位置、 Center of Gravity CG」に制限があります。 また毎回のフライト前にはこのWeight and Balanceの計算が義務付けられています。。。。 皆さんは訓練の前に、計算はされてますか? 本当は、する必要があるんですよ。
知らずに飛行されている方が多いと思いますが、C-152なら大きな人間2人では飛行する事は無理です。またC-172でも3人が限界でしょう。まあ小柄な日本人なら4人でも大丈夫な時が有りますけど、体重の重たい人間が2人居れば、燃料を減らすなどしないと3人でも安全に飛行が出来ない場合もあります。
POHのSection 6がWeight and Balanceのページです。
飛行機の重量
飛行機が軽い事には大きな問題は有りませんが、重量オーバーの場合は、色々な悪影響が有ります。 常識で考えて頂ければ簡単には分ると思います。
離着陸距離が長くなる、上昇性能が悪くなる、 障害物を超えられない、 失速しやすい、パンクする可能性が増える、ブレーキが効かない、 最悪の場合は離陸が出来ずに滑走路から飛び出る、等と色々な問題が考えられます。
飛行機にはMaximum Takeoff Wright, Landing Weight, Ramp Weightなどが各航空機に設定されています。 エンジンを始動する前には、必ず重量を確認して下さいね。 (重量制限に関する単語・用語はこちらへ。)
飛行機の重量を計算するページ
重心位置の問題
飛行機は重量だけでなく、重心の位置も大事になってきます。 あまりにも重心が前に有ったり、後ろにあったりすると安全に飛行する事ができません。 安全に飛行出来る様に、各飛行機にはCG Limitと言って安全に飛行できる範囲が決まっています。 ここでは、重量と重心の計算について述べます。
CG位置の問題とかは、別のページや、貴方のテキスト、教官と確認して下さい。 (重心位置に悪影響に関してはこちらに少々)
重量位置を計算で求める方法
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