Circling Approach, Circle to land
これは計器飛行のアプローチの一部ですが、 他の一般的な計器飛行アプローチ(ILSやVOR, GPS Approach)とは違います。 これは、Instrumet Appraochから着陸までの間の飛行方法の一つです。
多くのInstrument AppraochはStraight-inなのですが、空港や場合によってはStraight-inで着陸できない場合があります。 Approachの角度が違ったり、逆方向だったり、また高度が高すぎたりとStright-inが無理な場合があります。その様な時は、Circling Appraochと言って、滑走路の周りを回ったり、コースを変えて着陸する場合があります。
左の図はRunway 31にStraight-inでのアプローチですが、この空港には31にしかAppraochが設定されていません。その為、全てのAppraochは31にしか行えません。 Runway 31に着陸するのならそのままStraight-inでもOKですが、必要に応じてコースを変えます。これをCircling Appraoch, Circling Maneuver, Circle-to-landと言います。 違うRunwayにアプローチが設定されていても、Trafficの都合やコース上の関係で他のRunwayにアプローチしてからCirclingが使われる場合もあります。
もし、風向きの関係で違う滑走路や反対側から着陸する場合は、Runway 31へのAppraochを行います。そして、雲を貫通してVMCになる(滑走路が発見出来る)までアプローチを行います。空港が見えればCirclingと言って、パイロットの判断で違う滑走路に向って飛行します。もちろんですが、Class-Dの場合はTowerの指示に従う事になります。無理な場合はTowerに通報して、他の指示をもらう事になります。まあ、 天候がかなり悪くて他にVFR機が居ないようでしたら、Towerもそんなに制限を与える事はありません。 まあ天候の良い時はIFR機だと言って、特別扱いはされないって事です。
アプローチクリアランスが出る場合は"... cleared for VOR Runway 31, circle to Runway 13...."って感じに言われる事もあります。またTowerのある空港では、”Circle East of”と場所を指定する時も有りますし、障害物や山等でCirclingの方向が制限される時もあります。 (チャートの注意欄を読んでね。)
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Circling Appraoch : Circling Mimimum と Category : Circling Course