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Circling Minimum

Landing minimums listed on the approach chart under “CIRCLING” apply when it is necessary to circle the airport, maneuver for landing, or when no straight-in minimums are specifi ed on the approach chart.

Circling Minimum

Circling Appraochでの最低高度は、Appraoch Plateに"CIRCLING"として明記されています。 上記の場合ですと、Straight-inでは480 feet AGLですが、Circlingの場合は640 feet AGLと少し高くなります。最低のVisibilityも少し上ります。空港の周りをグルッと飛行するのですから、Straight-inよりもMinimumは高くなります。

Circling Appraoch Area 保護されているエリアは速度で決まります。Approach Category

各航空機にはApproch Categoryが指定されています。航空機(速度)によって最低のCeilingやVisibilityが決まります。基本的には航空機のVREFで決まります。もしVREFが無い場合はVSOの1.3倍を使います。

  • Category A: 0 - 90 knots ヘリコプターも含む
  • Category B: 91 - 120 knots
  • Category C: 121 - 140 knots
  • Category D: 141 - 165 knots
  • Category E: 165 knots以上 (一部の空港に有ります。)
  • VREF はReference Landing Speedと言う意味で、POHなどで指定された着陸速度の事です。重量やフラップの設定で変化する機種もあります。

このAppraoch Categoryは、Circlingでは滑走路付近での300 feetのObstacle Clearanceの範囲を決めます。 この範囲・距離が、Appraoch Categoryで決まります。 例えば、Class Bの場合ですと、滑走路から半径1.5マイルの間では障害物や地面から最低300フィートの距離(高度)を保障しています。 各滑走路の先端から、指定された半径の円と、その円をつなげた範囲で300 feetが保障されています。

逆に言えば、Circling Appraochを行う場合は、各Categoryで決められた範囲で無いと、障害物などに激突する可能性が有るという事です。もしMinimum以下を飛行する場合は、操縦士が障害物に衝突しないと確実に判断できた時のみです。 そして障害物回避の責任は操縦士にあります。 でもたった300フィートです。ご注意を。

私達の訓練機はCategory Aが多いでしょう。ですから、Circling Approach (Circle-to-land)を行う場合は、滑走路から1.3マイル以内を飛行する様にします。この範囲内で、Circling Minimumを保つと、最低でも300 feetの余裕があります。 小型機なら、通常のTraffic Patternなら大丈夫でしょう。問題はVisibilityと滑走路が常に見えるかが重要になります。と言うか、Ceilingが許すなら、VFRのTraffic Patternを守った方が安全です。

Circling中は常に滑走路が見えている状態を保ち、そして最終着陸態勢に入るまで、Circling Minimumを守ります。 それ以下を飛行する場合は、雲の高さを気にするより、障害物が無いか?が重要になります。 万が一、雲に入ったりして滑走路が見えなくなれば、即座にMissed Approachとなります。

注意: 
Mimimumはあくまでも最低高度ですから、Ceilingが高ければ、より高い高度を飛行する方が安全です。 上の場合は地上から600フィートしか余裕がありません。 障害物からはたったの300フィート天候に余裕があれば、高く飛行するのは当たり前の事です。

Appraoch Categoryは各航空機に一つしか有りませんが、Appraoch速度が速くなる場合は、その速い速度に対応したMinimumを守って下さい。VREFが85ノットで有っても、Appraoch速度が125 knotsでしたら、Category CのMiminumを守って下さい。

Circling Appraochは計器飛行でも、死亡率の高い飛行です。 悪天候と低高度と言う、悪い状況が揃うと危険なので注意して飛行して下さい。 VMCなら良いのですが、Ceilingが低い場合やVisibilityが悪い場合は、Airport In-sightの後でも、見失った場合は即座にMissed Appraochをして下さい。ギリギリの場合は滑走路が見えても、IFRはキャンセルしない方が良いでしょう。

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Circling Appraoch : Circling Mimimum と Category : Circling Course

 

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