HOME CONTACT LINK 検索
   ATC:航空無線      筆記試験 > PVT : IFR      PTS:飛行試験項目      お勉強室      航空辞書      けいじ板  

Aeronautical Decision Making (ADM)

ADMとは、"a systematic approach to risk assessment and stress management in aviation, illustrates how personal attitudes can influence decision making and how those attitudes can be modified to enhance safety in the cockpit."と定義されています。

事前の学習などによって操縦士自身の考え見つめ直して、必要な部分を改めて人的ミスを減らし、より良い判断を行い、事故を減らそうと言う考えです。 システム的に人間の行動を考え、リスク(危険)とストレス、人の考え方、修正によってコクピット内での安全性を高めよう言う考えです。 システム的とはマニュアル的とも訳せます。マニュアルと聞くと否定的な雰囲気もありますが人間にはパターンが有るのです。それら勉強して、より安全に飛行しようと言う考えです。

ADMの広い意味では、操縦に関する判断全体を示す時も有ります。 しかし、私らが通常にADMと言う時は「より良い判断下す方法」や「操縦士のエラーを減らす」と言う目的になります。

違う定義では、
"Aeronautical Decision Making is a systematic approach to the mental process used by pilot to constantly determine the best course of action in response to given set of circumstances."

私が和訳するとすれば、ちょっと原文とは違いますが、、、「ADMとは『色々な条件下でも最良の行動(や判断)を常に行なえる様にする為』にとパイロットが、自分自身で心理的な行動をシステム的に検討し、安全に飛行できる様にと考える方法。」

私の定義は、
パイロットの人的ミスを心理学的に理解し、人的ミスを極限まで減らそう、と言うのがADMの考え、、、です。

ADMの勉強をする際、現在では基本となる物はFAAのAC 60-22 Aeronautical Decision Makingしょう。 このACを元にADMの基礎を書いてみます。

 


注意とお願い ADMは私の得意分野ではありません。また、ADM自体も永久に研究が完結する物では無いでしょう。その為、ここのページの情報には限界があります。また私、個人の勝手な想像、想像も入っています。そんなに間違えているとは思いませんが、多少の間違いや誤解も入っています。たぶん、勘違いも入ってるでしょう。筆記試験ぐらいでしたら、ここに書いた物でも十分でしょう。正確な情報はFAAのサイト等からAC-60-22など確実な情報源を参照してください。また貴方の教官とも確認して下さい。それなりの自信も有るのですが、情報が限られており、私の現役の頃はそんなに重要視されてなかった項目なので、確信が持て無いと言うか。ここは筆記試験対策専用とでも思って下さい。

次のページへ

 


ADM関連の資料

現在ではFAAから、Advisory Circular AC 60-22 "Aeronautical Decision Making" (1991-12-13)が出ています。 このACにも多くの事が書かれていますが、他にもPilot' Handbook of Aeronautical Knowledge (FAA-H-8083-25シリーズ) や Aviation Instructor's Handbook, Aeronautical Decision Making for xxxx Pilots (DOT/FAA/PM-86シリーズ)にも多くが書かれています。 また民間の出版業者からも多くの資料が発売されています。 Jepppsen、AOPA, ASA, Gleimなど色んな会社が色々な方法で説明しています。 基本はAC 60-22に成るのですが、他の資料も凄く良い勉強材料になりますし、違った角度から見ている物も有るので、参考にして下さい。 (英語なのが残念)

AC 60-22などはFAAのサイトからダウンロードが可能ですがリンク切れ防止の為にPDF Fileを残しておきます。最新かは自分で調べて。

AC 66-22 Aeronautical Decision Making
DOT/FAA/PM-86/4 1 Aeronautical Decision Making for Student and Private Pilots
DOT/FAA/PM-86/43 Aeronautical Decision Making for Instrument Pilots

 

 


 

別に読む必要は無いですが、私のADMに関する考え。

航空機の事故の大半(約2/3)は、操縦士の人的ミスで発生しています。 長い間この人的ミスは経験でカバーできる場合も多いと思われてきました。 FAAなどによる長年の研究からこの人的ミスは操縦経験が少なくとも学習によって減らされる事が1980年代頃から確認されています。私の時代ではあまりADMと言う考えは有っても浸透していない時代でしたが、現在では多い人的ミスを確実に減らす事に大きく関与しています。

日本から渡米してライセンスを習得する場合、残念ながら時間の制約でこのADMを勉強する時間が制限され、多くの情報があったとしても、英語と言う壁で習得が困難になっていると思います。 FAAもADMを推してますし、PTSでも明記されています。でも、実際の大半の飛行試験では操縦やそれに関する知識に対しての試験が主流になる場合が多くなります。 その為、どうしてもADMは命の為と言え後回しにされているのが現実と思います。もちろん、航空機を操縦するパイロットには事故を回避する義務がありますので、このADMにも力を入れるべきなのです。でも、多くの方の場合は時間と英語の壁で、上手く伝わって無いのかな?と思います。

そんな事を想像しつつ色々な書物を元に、このADMを自己流ですが説明したいと思います。 またこの分野もかなり確立されたとは言え、事故が発生する毎に事故原因が究明され、このADMに関する研究も進み、永久に完了する事は無いと思われます。 そして内容は改善はされて行きます。 その為、色々な良い事が後からも推奨されたりしますし、また、ここでは私の自己流な考えも含まれています。 その為に完成形でお伝えする事は出来ませんが少しでもお役に立てればと思います。

間違いやすい考え・・・・・
  「操縦が上手い = 事故が少ない」 
  「経験が多い = 事故が少ない」

この考えは間違いでは無いのですが、これの考えでは防げる事故も防げません。 マニュアル的ですが、人的ミスを分析して、原因を理解し、そして人的なミスを防ごうと言うのがADMです。 

ADMとかで出てきそうな考え・・・・・
 「危険な考えや思考を見つけ、改める」
 「安全に必要項目を確認する。」
 「ストレスを制御し、事故を防ぐ」
 「危険な状況を初期に察知し、安全に飛行する」
 「使える物を有効に使い、より安全に」

このADMに関しては多くの物が提唱されています。 現在ではかなり確立された物が有ります。しかし、操縦士と言う人間が関与している事ですから100%の物は無いのです。 もちろん、ここのADMで全ての事はカバーできません。 また、私個人の一人では無理ですし、私もそこまでADMを分かっている訳でも無いです。 CFIの講習会やオンラインコースで勉強していますが、奥が深くて全てをカバーする事が出来ません。 市販されている筆記試験の問題が解ける程度のレベルで書きます。 皆さんも操縦ばかりでは無く、個々にADMについて研究して色々と考えて見て下さい。 私ら教官も訓練では操縦や時間、試験に意識が行ってい、ADMが置き去り気味になる傾向のも現実ですけど。

今後も色んな物が提唱され良くなって行くと思います。 終わりが無い世界と思うので、私が書く事はお手伝い程度と思って下さい。ここに書いている事だけで、全てのパイロットエラーは防げませんが、少しでも減らせればと思います。


基本的には、このサイトで紹介されているADM関係は筆記試験になんとか合格できるレベルです。 また全てのADMに対応もしていませんし、責任も持てません。その為、このサイトだけの知識で飛行しないで下さい。 確実なADMの情報は貴方の教官から学んでください。 ここの情報だけに頼るのでは無く、貴方自身でも、ADMついて調べ考えて下さい。考える事も良い訓練方法で、貴方をよりレベルの高いパイロットにもしてくれます。

次のページへ

 

HOMEATC:航空無線筆記試験 > PVT : IFRPTS:飛行試験項目お勉強室航空辞書けいじ板LINKサイト検索
Copyright c 2007-2015 Koji Ueda. All rights and Copyrights are the properties of Koji Ueda. All Rights Reserved. 上田浩史に著作権はありますが、お勉強・訓練には使ってね。教育関係はの方は必ず「CFI Japanから」と添えてお使い下さい。