HOME CONTACT LINK 検索
   ATC:航空無線      筆記試験 > PVT : IFR      PTS:飛行試験項目      お勉強室      航空辞書      けいじ板  

Extreme Cold Weather Operation
寒い所でもフライトするぞ!

空港に来る前〜プリフライトチェック前

  • 万が一不時着した場合でも、レスキューがくるまで耐えられるくらいの   暖かい服装を用意してください。 
    見逃されがちですが、非常に重要です。万が一の場合、生死に関わります。
  • Weight and Balance
    • 着る物の関係で、冬は体重を多めに見積もる必要があります。
    • スタンダードでは6lbs多くしても良いぐらいです。 可能な限り服を着た状態で体重測定を。
  • NOTAMのチェック
    • 滑走路の状況や除雪の予定の確認。
    • 雪の状況によっては閉鎖されている場合もあります。
    • カナダの気象情報やNOTAMなどはNAV CANDAで見られますよ。
  • 目的地の空港の駐機場所の情報を入手してください。
    • 燃料などだけで無く電源は有るか?電源が近くにないと、ブロックヒーターをつなげません。
    • ヒーターを搭載していなければ、暖めるサービスが有るか?
    • 冷えていると、エンジンを始動できなくなる可能性が高くなります。 低温はエンジン始動の大敵です。
      (ヒーターやPreheatingは後ほど)
  • NOTAMのみほん (詳しい事は分って無いので、行く前には自主勉強してね。)
    CYWG RSC 13/31 100 PCT BARE AND DRY. 1302242316
    CYWG RSC 18/36 180 FT CL 100 PCT BARE AND DRY. REMAINING WID 60 PCT COMPACTED SN, 40 PCT BARE AND DRY. 1302242318
    RMK: TWY SCATTERED COMPACTED SNOW PATCHES SLIPPERY USE CAUTION
    RMK: APN SCATTERED COMPACTED SNOW SECTIONS SLIPPERY USE CAUTION

プリフライトチェック

低温下ではエンジンが始動が難しくなります。特にオイルがドロドロと堅くなったり、燃料の気化が難しくなります。 寒い所ではプリフライトからこの事を頭に入れて行います。 もちらん、凍結による問題もね。

  • 雪、氷、霜等がウィング、機体、コントロールサーフェイス、プロペラに付着していないか確認。
    • 雪や氷、霜が付着していると、気流が乱されて空気抵抗が増えるだけでなく、失速の危険性も増えます。
    • 不必要な凍結は重量の増加やバランスの不均一も生みます。
  • ピトーチューブやスタティックポート、エンジンブリーザー等が凍っている事があるので注意。
  • オイルの状態を確認。ドロドロの状態ですと、まずエンジンはかかりません。
    • ブロックヒーターをつなぐなどして、オイルがさらさらになるまで待ちましょう。
  • エンジンカバーはかぶせたままにしておく。
  • ブロックヒータもつないだままにしておく。 (無い時は別の手段でエンジンを暖めます)
    • エンジンカバー、ブロックヒーターを飛行直前まで使用する理由は、
      • 少しでもエンジンを暖かく保つため。
      • 特に風がある場合、エンジンは急速に冷えちゃいます
    ブロックヒーターって何だ?

エンジン、オイルの温度を暖かくする為の電熱式のヒーターです。 エンジンやオイルパンに冬期のみ付けて低温時にエンジンを始動しやすくするために用います。 即効性が無いので、しばらく電気に繋いでおく必要があります。マイナス20度で45分ぐらいが目安です。 基本時には訓練中や暖房の効いたハンガーに格納する時以外はつなぎっぱなし。

C-152の場合、コンセントはオイルのディップスティックにアクセスする扉の内側に仕舞われています。 接続の方式は分りませんが、夏場には付いていなかったそうです。(隠されているのか、取り外せるのか)

カルフォルニアやフロリダとか暖かい所から飛来した飛行機はブロックヒータは無いでしょう。 写真に有る様なジェットヒーターみたいなものを使う時が有るそうです。 もしくは、ウォームハンガーのある空港を使う事になるでしょう。 

飛行機のエンジンを暖めるJet Heater

  • Preflight中に手でプロペラに回す行為につて (カナダのある訓練校の方針として)
    • 複数の本にはエンジンをかける前に何回か手で回せ、と書いて有る場合がありまが、、、
    • セスナに乗っているようなエンジンの場合、それほど必要性が大きく無い
    • 頻繁に動いているエンジンでは、メリットに比べ、万一エンジンが始動してしまった場合の
      リスクが大き過ぎるので、推奨は出来ない。
    • しばらく放置していた飛行機やラジアルエンジンの場合は 回し方が動きが滑らかになり、手で回した方がメリットが大きい場合もあります。
    • エンジンオイルの硬化が問題になる様なので、個人的な好奇心でプリフライト時のプロペラ話を聞いて見ましたが、低温度だからとのメリットは少なそうですね。常温とは差は無いみたいです。

荷物の搭載

  • エンジンカバー、ブロックヒーター用の延長コード、あればウィングカバーを搭載
  • 余計なお世話ですが、トイレが近くなるので注意です。

 

次へ

Intro : Preflight : Takeoff : Flight : After

 

 

HOMEATC:航空無線筆記試験 > PVT : IFRPTS:飛行試験項目お勉強室航空辞書けいじ板LINKサイト検索
Copyright c 2007-2017 Koji Ueda. All rights and Copyrights are the properties of Koji Ueda. All Rights Reserved. 上田浩史に著作権はありますが、お勉強・訓練には使ってね。教育関係はの方は必ず「CFI Japanから」と添えてお使い下さい。