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Spatial Disorientation 空間識失調 (Vertigo)

万が一、雲に入った場合やSpatial Disorientationに陥った場合  

イメージしながら読んでみて。100%とは言えないけど、予習をしておくだけで生存率が大幅にアップします!

    1. 取り合えず、水平が第一の目的
    2. リラックス。 手の力を抜く。 
    3. 何時もリラックスしないと正しい判断が出来ません。
    4. 貴方よりも飛行機の方が操縦は上手いと思いだす。
    5. 操縦桿は指先で操作するぐらいで、リラックス
    6. 勘や本能では絶対に飛ばない。 感覚は無視して、計器のみ
    7. 必ず貴方の感覚を無視。 計器を信じる
    8. 前方、上下、左右なんの保障もありません。何も見えないのが雲です。
    9. 計器で水平飛行を取り戻す。
    10. 手放しで飛行が可能な様にトリムを合わせるのも作戦。
    11. 安定すれば、次は雲からの脱出
    12. 確実に今まではVMCだったので、U-Turnします。
    13. 前方や上下は何の保証も有りませんので、確実にVMCだった所に戻る。
    14. 現在のHeadingを見て、後ろの方向を確認。
    15. その方向にゆっくりとターン。
    16. 計器は一つを凝視しない。 
    17. Heading Indicatorだけで無く、複数の計器を見る。
    18. 高度を余り変えない。 Attitude Indicatorでほぼ水平を。
    19. でも完璧な高度を守る必要は無い。 
    20. よほど低空で無い限り500フィート狂っても大丈夫な場合が多い、と言い聞かせる。
      (試験じゃ駄目ですけど、実際の場合は命が掛ってるので別問題)
    21. 計器は一つを凝視しない。
    22. 必ず貴方の感覚を無視。 計器を信じる。
    23. 180度ターン、 Uターンを終えれば
    24. 取り合えず、水平
    25. リラックス。 手の力を抜く。 貴方よりも飛行機の方が操縦は上手い
    26. 指先で飛行。 トリムをセット。 
      繰り返しだが、一つに拘らない。
    27. 勘では絶対に飛ばない。 感覚は無視して、計器のみ
    28. 必ず貴方の感覚を無視。 計器を信じる
    29. 長く感じるでしょうけど、それまでがVMCなら雲から脱出出来ます。
    30. 高度を変えたくなるでしょうけど、我慢。100%安全と分からん限り高度変更は危険です。
    31. リラックス。 手の力を抜く。 貴方よりも飛行機の方が操縦は上手い
    32. 勘では絶対に飛ばない。 感覚は無視して、計器のみ
    33. 必ず貴方の感覚を無視。 計器を信じる

また天気が良くても夜間でも注意が必要です。  田舎など暗い所を飛ぶと、暗くて地平線が見えない時があります。 町の明かりもまばら、地平線と思える物が偶然に光の一列に並んで見える場合もあり、違う時も多いです。 私の経験なんですが、大量の明かりがあっても不慣れな地域では注意です。その時はVFRでしたが ロサンジェルス上空で、それまでに見たことの無い光の量。逆に光が多すぎて地平線が分からなくなりました。 この時も外を見ずに計器だけを信じて、LAの端まで飛行し、何とか乗り越えました。 天気が良くても地平線が分からない時は、自分の感覚を無視して計器を信じてください。

数千時間の飛行経験があっても、Spatial Disorientationは起こります。 陥っても普通です。大事な事は、それを認識し適切に対応するかです。 対応さえ出来れば、直ぐに回復し安全な飛行が続けられます。 ただ誰でも陥る事があります。 特に雲の中です。

 

 

 

 

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    What is it? : 対処法 : 万が一の為に : Unusual Attitude Recovery : Summary


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