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Airspaceと高度の関係

Airspace(空域)の高度とかは、文章を読んだけじゃ、意味が分かっても、イメージが出来ないかもしれません。そんなんで、Private Pilotの筆記試験の問題にあった空港を元に、指定された空港の上空のAirspaceを図にしてみました。

(間隔は適当です。イメージでみて下さいね。Not to Scale!)

左の図は、Private Pilotの筆記試験に出ていた問題の空港を横から見た図です。一番下に、元になったチャートが書かれています。そして、真横にひっぱた赤い線で、ズバッと空域を切断してみました。 縦の線は、その横線にある境界線の延長線上です。

上から説明していくと、、、、

18,000 feet MSL以上は何処でもClass-A Airspaceです。 Anywhereです。

次にあるのがClass-E Airspaceです。 まあ、「これは管制官が居るで!」と言う意味の空域です。アメリカ本土では、多くががClass-Eです。(山奥や海岸線から離れた所や、地面スレスレ以外)
Class-E Airspaceは管制官が居いて、管制官の管理の下で計器飛行してる航空機が居る可能性が高いよ、、、って意味がある位です。私らVFR機に対しては、VFRの気象条件(VFR Weather Minimum)がちょっと厳しくなるよ。程度です。

次にあるのが、Class-B Airspaceです。チャート上では矢印で「B」と印を付けた所です。 この空港の約30マイルの所にダラス国際空港があります。 凄く忙しくて、飛行機や旅客機が山ほど飛んでいるので、Class-B Airspaceを作って飛行を制限しています。
ちょうど、Class-Bがこの空港の上空で終わるので、左側だけにClass-Bがあります。この空港の上空は4,000〜11,000 feetの間は許可(Clearance)が無いと飛行できません。(高度も矢印で示してあります。)

4,000 feet MSLから下は少し隙間が空いて、Class-Eに戻ります。 空港のClass-Dの上限2,900 feet MSLまでは自由に飛べます。(2,901〜3,999 feet MSL)は天候させ良ければ、自由な空域です。

次にあるのはこのMc Kinney Airport のTowerが管制するClass-D Airspaceが地面(Surface)から四画で区切られている「29」(2,900 feet MSL)まであります。これは空港の管制官が仕切る空域で、Towerと連絡を取らないと飛行が出来ません。境界線は青い点線です。

ここらは全体にClass-E Airspaceが普通に何処にでもある空域です。チャート内ではその印になる物が描かれてませんが、あれば青い陰のある太い線で描かれています。矢印のEで示されている物の青色バージョンです。何も指定がなければClass-Eは、1,200 feet AGLから始まります。それが右下に書かれている「1,200 feet AGL」です。
そしてこの空港の回りは矢印の「E」で囲まれた空域があります。 これもClass-E Airspaceの一つですが、この範囲ではClass-Eが700 feet AGLから始まると言う意味です。Class-Dの回りは700 feet AGL以上です。このチャートでは全ては見えませんが、矢印のEで示された空域が物凄く大きく右側の境界線が70マイルほど西側にありますので、ここには描かれていません。

この700 feet はVFRでは、天候が良ければ、それほど大きな影響はありません。



このMc Kinney Airportの問題では。「Identify Overlying Airspace」と成ってます。Overlyingは「横たわる」とかの意味があって、「空港に隣接する空域は?」と聞いています。 もし、「Identify Aispace above the airpot」となれば、左の図の様になります。Oral試験では、これぐらいの英語の間違いは許してくれるし、またAirspaceの理解度も分かっていただけるので、大丈夫でしょう。でも筆記試験の場合は明確に指定されているので、注意してくださいね。

 

Airspace空域のまとめ  簡単に表にしたページ

 

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