Area Forecast （広域の気象予報） VMC Weather

四つ目のグループ以降はVFR　Weather（VFRの気象状態予報）と　Outlook（大まかな予報をVFR、MVFR, IFRで示します。）　ここからは範囲が違うだけで、同じ内容・項目が続きます。またIFR Weatherは本土のArea Forecastには含まれません。　この際はAIRMETのSierraを参考にして下さい。　Sierra（S)はIFR気象状態です。二つ目の段落のPrecautionにも書かれています。

最初の１２時間分は雲の高さやVisibility (視程）や天候が予報されます。

その後の６時間はCategorical OUTLOOKと言って、「VFR, MVFR, IFR」と簡単な表記に変わります。　そして、天候が悪そうでMVFRやIFRの場合なら、その現象が書かれています。　（BRならMistって意味です）

また強い風が吹くと予想される場合は、"WND"なら２０ノット以上の強風が予報されています。　Sustain Windと言って突風では無く、吹き続ける風です。

VFR　＝　Ceiling 3,000 feet AGL以上で　Visibility が　５マイル以上と、安心してVFRで飛行が出来そうな天候。
MVFR ＝　Marginal VFR　Ceilingが 1,000 ～ 3,000 feet か　Visibility が３～５マイルと合法的だが厳しい状態。
IFR　＝　Ceilingが 1,000 feet以下か　Visibility が 3マイル以下とVFRでは飛行が出来が出来ない状態
WND ＝　Sustained Surface Wind が２０ノット以上。　Gustingでは無く、吹き続ける地上風が２０ノット以上。
CIG ＝　Ceilingが低い
BR ＝　Mist　視程が悪い　
FOG ＝　霧　視程がかなり悪い
TSRA ＝　Thunderstorm　雷雲

一行目が州名、一つの時も有れば、複数の州の時もあります。

二行目が次がもう少し詳しく書いた地域が書かれ、　そしてその地域のVFR Weather (Ceilingや雲の高さに雲高,tops それに　視程Visibilityと視程障害)が予報として書かれています。最後にOutlookで簡単に気象条件を予報しています。また同じ州内（範囲内）で別の予報があれば、その地域の指定とその予報が書かれます。　上記ではオハイオ州の北半分、南西部分、南東部分と三ヶ所に予報が別々に出されています。

次の段落では違う州や地域の気象を繰り返し伝えてくれます。

シカゴのArea Forecast
全部は大変なので一番下だけ、、、

IN　（イリノイ州）

NRN HALF　（北半分のイリノイ州、　三分の１ならThird,　４分の１ならQuarter）
CIG　Ceiling （この場合はAGL、２段落目に書いてあったでしょ)で3,500 feet Broken, 8,000 feet Broken. TopがFlight Level 200　（CIGでもAGLでも無いのでMSLですよ）　Scattered Light Rain Shower　所々にちょっとした雨があります。　０６時Zuluに3,000 feet AGL Scatter to Brokenの雲でTopが8,000 feet。Ocasionally(一部か一時的）にVisibilityがMistで３～５　Statute Miles。　アウトルックとして、CIGとVisibility　（雲の低さと視程不良で）MVFRが１２時間後以降に予測されます。

SRN HALF　（南半分で）
5,000 feet Scatteredで、 10,000 feetにScatteredからBroken. Top(雲高)が12,000 feet MSL Brokenの雲でTopが8,000 feet。　７時Zuluに3,000 feet Scattered, 10,000 feet Scattered。　OutlookはVFR（Ceiling 5,000 以上で Visbilityも 5マイル以上r)

Area Forecastに書かれている事。