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Inflight Aviation Weather Advisories (SIGMET, AIRMET, etc)

SIGMET

A SIGMET advises of nonconvective weather that is potentially hazardous to all aircraft. SIGMETs are unscheduled products that are valid for 4 hours.
SIGMETは、積乱雲(Convection)関連を除くいた気象現象で、全ての航空機に危険性が有る場合に発令される情報です。気象現象は何時発生するかは不明なので発零時間は決まってませんが、有効時間は4時間です。(必要に応じて、次々と更新されますので、その度に有効時間が延びていきます。) 含まれるのは

  • Severe icing not associated with thunderstorms. 積乱雲関連を除く、強烈なSevere Icing
  • Severe or extreme turbulence or clear air turbulence (CAT) not associated with thunderstorms.
    積乱雲関連を除く、 強烈で破壊的な乱気流と晴天乱気流(CAT)
  • Dust storms or sandstorms lowering surface or inflight visibilities to below 3 miles.
    砂塵あらしや砂嵐で視程が3マイル以下になる事。 塵や砂が強風で舞い上がって、視界不良になる気象現象。火星みたいな感じになる。
  • Volcanic ash. 火山灰

Dust Strom, Sand Strom, Valocanic Ashは粒子が砂など燃えなくて堅い物ですからエンジンに損傷を与えたり、窓に傷を付ける物なので、航空機には危険な物です。また強風にも関連してるので、かなり危険です。

SIGMETは本土では、Thunderstormに関係の無いSevereな気象予報で「全ての航空機に危険性が高い」と思って頂ければ良いと思います。 そして、希に発生する砂や火山灰による悪天候も含まれていると覚えておけば良いかと思います。

なお多くの日本人が訓練するハワイやグアムの場合は積乱雲関連(Convective)の情報も通常のSIGMETに含まれます。
「積乱雲関連を除く」となる部分が省かれて、SIGMETに組み込まれます。 本土では次のConvective SIGMETとして別に扱われていますが、洋上の地域やアラスカではSIGMETとして扱われます。

Convective SIGMET (WST)

issued in the conterminous U.S. for any of the following: 
アメリカ本土で発令される、気象警報で次の物が含まれています。 (Thunderstorm関連です)

  • Severe thunderstorm due to: 下記の気象現象で強烈、Severeな積乱雲となった場合。
    • Surface winds greater than or equal to 50 knots. 地上風が50ノット以上
    • Hail at the surface greater than or equal to 3/4 inches in diameter. 直径3/4インチ以上のヒョウ
      センチだと直径2cmです。 かなり大きなサイズで遭遇すると機体へのダメージが深刻です。
    • Tornadoes. 竜巻
  • Embedded thunderstorms. 雲に覆われて見えない積乱雲が発生する場合。
  • A line of thunderstorms. 積乱雲が線上に並んで発生する場合。
  • Thunderstorms producing precipitation greater than or equal to heavy precipitation affecting 40 percent or more of an area at least 3,000 square miles. 
    40%以上の地域か、3000平方マイル以上の範囲で強い降水が予測される場合。
  • for any convective situation that the forecaster feels is hazardous to all categories of aircraft.
    予報官が、全ての航空機に対して危険が迫ってると判断した場合

Any convective SIGMET implies severe or greater turbulence, severe icing, and low-level wind shear. A convective SIGMET may be issued for any convective situation that the forecaster feels is hazardous to all categories of aircraft.

Convective SIGMETは、積乱雲(Convective)関連で SEVEREかそれ以上の乱気流、着氷、低高度ウインド・シェアの危険性が有ると考えます。 また予報官が、全ての航空機に対して危険が迫ってると判断した場合にも出されます。

なお、Convective SIGMETは毎時55分に必ず発表されます。 (xx:55 と何時でも必ず55分になると)
その為、 何も無ければ"CONVECTIVE SIGMET ... NONE"と必ず何らかの形で報告されます。

(Conterminous USとはアメリカ本土の事で、ハワイやアラスカ、アメリカ領地を除く48州を言います。)


SIGEMT は Severe Weather と 火山性や砂埃関連で 全ての航空機に危険性が有る気象現象が有る時や予測される時に出されます。本土では対流性、積乱雲などに関する物は、Convetive SIGMETと別にされています。 日本人に人気のハワイやグアムは一緒になっています。 (火山灰や砂は熱では溶けないので、航空機には危険です。 エンジンの故障やフロントガラスの摩耗)

Severeとは物体が飛び回ったり一時的に操縦不能になる乱気流や、De-Icerが十分に機能しないIcingを言います。事故につながる可能性が高いと考えても良いでしょう。 Extreme Turbulenceは機体の構造的な衝撃が考えられるレベルです。

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SIGMET : AIRMET : Severe Weather Watch : Center Weather Advisory : intro

 

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