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Basic Aerodynamics Term 基本的な航空力学の用語Stall 失速
訓練をされている方は、失速がどの様な物かはご存知と思います。 失速になると、飛行機を空中に吊り下げている翼が機能を辞めて、飛行機が空から落ちるような状態になります。重心と揚力の位置関係で、失速になると機首がガクンと落ちてしまいます。 Critical Angle of Attack 臨界角、失速が起こる角度(迎角) C-152/172でも、操縦を誤れば100ノット以上でも失速します。 ダイブ、急降下をしている時に、急激に機首上げを行うと、高速でもStall、失速を起します。 これは下に行く勢いが強い為、Pitch UPを急激に行うと、Angle of Attackが危険なほど増加してStallを起します。 急旋回でも同じ事が起こります。 多くの翼では18度前後がCritical Angle of Attackです。エンジンの馬力が強い飛行機の離陸を見ていると、30度ぐらいの角度で上昇する飛行機がありますが失速、Stallを起す様な気配はありません。 あれはAngle of Attackは見た目よりも大きく無いからです。 飛行コース(Flight Path)が上に向いている為にRelative Windが上から来ます。 Angle of Attackは見た目よりも小さいのです。 外から見えているのは上昇角度で、地平線との角度でAngle of Attackとは違います。 Stallを起すのはRelative Wind (Flight Path)と翼の向き(Chord Line)と覚えておいて下さい。 Spin 錐揉み、きりもみ Spin 錐揉みを起す時は、RudderとAileronを反対に使って、StallさせるとSpin、錐揉みに成り易くなります。バランスが取れていない状態です。Uncoordinated TurnとかBallが左右に飛ぶような状態でのStallです。 C-152/172でしたら故意的にFull RuuderとAileronを使ってStallさせるとSpinに入ります。 また実際の飛行で起こり易いのは、BaseからFinalに入る時です。 Final Turnでコースが外れた時に、Rudderだけでコースに戻ろうとするとSpin,錐揉みの危険性が高くなります。 旋回する時はかならず、Corrdinated Turn、Ballが飛ばない様にAileronとRudderを正しく使う事が大事です。 Slipなどで、RudderとAileronをバラバラに使う必要が有る時は、速度を上げたりと、Stallしない様に細心の注意が必要です。
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