前線の天気図記号
天気図に丸や三角形の形が付いた長い線が前線を示します。 そして、その線に付いている記号が前線の種類を示します。 また記号が付いている方向が、移動する方向でもあります。 日本やアメリカでは偏西風の為、左から右への移動が多いですが、世界規模で見ると、色々な方向で前線は移動しています。 (なお停滞前線は、どちらに動くかは不明です。あくまでも停滞ですから方向は不明です。)
上記のはNWSのサイトより、実際にあった地上レベルでのPrognostic Chartを元に前線の説明をしています。日本でも日常的によく見るタイプの天気図です。
紺色のラインが寒冷前線(Cold Front)で冷たい空気、大気を押しています。
赤色で半円が付いたラインが温暖前線。 暖かい空気が前進しています。
紫色のラインはOccluded Front 閉塞前線と言って、寒冷前線が温暖前線に追いついてしまったラインです。
青色と赤色の記号が口語に有るのが、停滞前線(Stationary Front)と言います。 違う気団が接触してますが、進入しようとはしていません。
このチャートでは前線はカラーで示されて居ますが、白黒で示されている天気図の方が多いでしょう。