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寒冷前線 (Cold Front)

冷たい空気は密度が高く、暖かい空気を押しのける様に進みます。 すると押しのけられた暖かい大気は、前線付近で上の方に追いやられて、上昇気流が出来やすくなります。 押しのけられた大気の安定性にも影響しますが、上昇気流の為に積雲(Cumulus)が発生しやすくなります。 規模が大きくなれば雷雲(Thunderstorm)に成長する場合もあります。Cold Front付近では積雲、乱気流、雷 雨が発生しやすいと覚えておいて下さい。

Cold Front 寒冷前線を横から見ると。 冷たい空気が暖かい空気を押しのけています。

寒冷前線では、冷たい気団(Air Mass)が暖かい地域に進行してきます。 これは冷たい空気は密度が高い為、暖かい空気を押しのける様に進みます。 また押しのけられた暖かい空気は、空気の境目を上の方に移動します。 寒冷前線が通過すると、気温がグッと下がります。 気圧や風向きも変化します。前線の通過時にまとまった雨が降りやすくなります。 しかしその後は、涼しくなりますが気候が良くなる傾向があります。 

寒冷前線では、多くがCumulus Cloud 積雲や Thunderstorm, Cumulonimbus 雷雲を伴う事が多く発生します。 もちろん、大気の安定度によっては層雲の時もあります。

また、寒冷前線が高速で移動する場合には、前線の前方にSquall Lineと言って、前線とほぼ平行にThnderstormが線状に誕生する場合があります。 Squall Lineは雷雲の連続なので、通過するのに凄く危険です。 またThnderstomが衰えても、次のThunderstomが発生したりと危険な状態が続く場合があります。 

Squall Lineの原因は私には分りませんが、一部のテキストの説明は、、、、 これ寒冷前線が高速で移動する際に、地上との摩擦で寒冷前線の前にも前線の様な物が発生している、と書かれている物や、、、 高速で動く寒冷前線の場合には、その前線の前にももう一つの寒冷前線が生まれている、、、と書いて有る物がありました。 まだスッキリとした回答は見つけられて無いのですが、このへんでお許しを

 

アメリカや日本では偏西風の為、西から東に天候や前線が移動する傾向があります。 世界的に見ると地域によっては逆の場合もあります。

 

 

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