Ground Reference Maneuvers
これらの訓練の目標は色々と有りますけど、最終的には綺麗にTraffic Patternを飛行出来る様にする事かと私は勝手に思ってます。 PTSにも出ている訓練なんで、目標はTraffic Patternだけでは無いのですけど、日常
のフライトでこのスキルが必要になるのは空港の周りです。またこれが出来ないと、風に流されて適切なTraffic
Patternを飛行する事が出来ません。
これらの訓練の細かい目的と言いますか、目標は、、、、
- より高い、操縦術を学ぶ
- 風の影響を考える。(対地速度と対空速度の違いを考えて飛行する)
- 風に流されない様に、修正が出来る様にする。
- 意識を分散させる。 一つの事に気をとられない事。
- 風に流されない様に、計画を作りながら飛行する。
- 場所や方角を常に意識して飛行する。
- Traffic Patternを飛行する時に、綺麗なコースを飛行出来る様に。
- 離着陸の時に、風が吹いていても自然と修正が出来る様に。
- 微妙な操縦感を磨く。(地面に近い為、結果がより分りやすい)
- 常に緊急着陸が出来る場所を考えながら飛行する。
この訓練では、他の物と違い600から1,000 feet AGLぐらいと低空で飛行するので、結果が眼に見えて分りやすくなります。 他の訓練では一つの事に気を取られる傾向がありますけど、ここでは横、前、計器、回り、そして風と色々な物を同時に見て、対処、操縦する事が求められます。 これは他の訓練よりも、より多くの注意を複数の物に分散する必要がある事を意味しています。
考え方は色々と有りますが、私は滑走路の回りを飛行する際にTraffic Patternを綺麗に飛ぶ為の訓練と思っています。これ以上は飛行教官や訓練校によって色々と考えが有るので、それに従ってください。 どの方法でも結果は同じですからね。 S-Turn等をする項目もPTSで定められているので、免許を取る為の訓練で有るのも事実です。 最終的には風があっても、それに気を取られずに、操縦を続けれる様になる必要があります。
究極な形とすれば、無意識に風の影響を修正出来る様になる事です。 これには風の影響を完全に熟知する必要があります。(無意識と言っても頭では計算をしている訳ですから。)
理解できなければ無視してもOKです: 風と飛行物体の関係
風と言うのは、大気の移動を言います。 地面に居ると大気の移動を風として感じます。しかし、空に浮くという事は大気に乗るのと同じ事です。ですから風が吹いて居る時は、大気の全体が動く訳で、飛行しいる物は風と同じ様に移動するだけで、風の影響は飛行機には分っていません。地上から見ると風が押している様に見えますが、実際は風が飛行機を押す事は有りません。 風とは空気の移動ですから、空気に乗っている航空機は同じ様に動きます。 地上に立っているように吹き付ける訳ではありませんので、航空機は風に関係なく大気に対しては同じ様に飛行しています。 大きな違いは地面から、飛行している物を見た場合です。 (それと同じ様に、上空から地面を見ると移動速度の違いがあります。) 航空機に乗っている者は、到着予定時間が変わるのでそれなりの影響は受けます。しかし航空力学的な考えで行くと風の影響は有りません。(移動距離とかの計算を除く)
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- Ground Reference Maneuvers - Introduction
- 風の中を真っ直ぐに飛行している時
- 旋回中に風が与える影響
- 風の影響を修正をしながら、旋回する
- Ground Reference Maneuvers のコツ
- Turns about a Pointとか
- Rectangular Course