Ground Reference Maneuversのコツ
一つの物に気を取られない事:
どの訓練のコツも他のマニューバーと同じで、計器ばか見たり、一つの物に気を取られてしまわない事です。 それから、次に起こる事を予測して、心の中で、備えておくのが基本です。
一つの物に気が取れてしまうのはどのマニューバーでも同じ事で、失敗の元になります。高度計ばかり見ていると、Headingが変わったりしてしまう事に似ています。 マニューバー中では計器ばかりを見て、外を見ないと小さな変化に気づかず、操縦が荒くなってしまいます。Ground Reference Maneuversでは見るものが、前方、横、計器、そして他の航空機と見るものが増えます。
どのマニューバーでも正面、Noseはしっかりと見てくださいね。Ground Reference Maneuversでも同じです。多くあるのが、横のポイントや計器ばかりに気が取られて、機首、Noseが上下してしまう人が多くいます。機首さえ安定させていれば高度はほとんど変化しないのですが、見ない人が多くて、高度が狂う人が居ます。これはどのマニューバーにも言えますんで注意して下さい。
横の見方
これは横のポイントばかり見ていても意味がありません。横のポイントまでの距離が分かれば、今度は次のポイントが何処になるか、次の90度ではどのこポイントを通過すれば一定距離になるか?と考えます。 はじめは90度ごとでも良いので、プランを立てます。 慣れてくれば、90度は言わずに、45度づつに目標ポイントを見つけておきます。目標ポイントが分かっていると、バンク角度が十分かどうかが簡単に判断出来る様になり、修正がいち早く出来るようになります。 風向きや風力は誰にも100%の事は分かりません。上手な人は、この修正がいち早く出来ているだけです。
理解する事、予期する事
どのマニューバーでも同じですが、なぜそれをするのか? そのステップの目的は何か? 狂った場合の修正法は何か? など少しでも多くの事を理解していればマニューバーは簡単に出来る様になります。 最初は手順(Procudeure)を丸暗記する所から入るのが多いでしょう。そしてイメージトレーニングなどをするでしょう。(飛行機を操縦しているつもりで、地上で繰り返し頭の中で訓練する事)しかし、これも何故だとか理解していると簡単に覚える事が出来ますし、実際の飛行でもミスが未然に防げたり、修正が簡単に行える様になります。
何時でも貴方の場所やHeadingを把握して、何時もどの様な状態に居るを理解していれば操縦がかなり楽になります。そして訓練も物凄く楽になります。それによって、次になるが起こるかと予期できるので、精神的な余裕が凄く出来てきます。 Sitiuational Awarenessの一つですが、貴方の状況が分
かっていれば訓練は上手くいきますよ。これはクロスカントリーでも離着陸の練習でも何にでも共通しています。
通過地点を予測し、その場所では、バンク角度や機首がどうなるかを予測しておくと、余裕が出てきて、楽に飛行が出来る様になります。
Common Mistakesを知っておく事:
もう一つの方法として、多くの訓練生が間違えやすい所や失敗しやすい所を聞いて置くのも作戦です。失敗する所は、だいたい共通しています。そのミスの元と、それの対応策を先に聞いておく事で、多くの訓練生が悩む所を、より早く壁を乗り越えて、マスターする事が出来るでしょう。英語では「Common Mistakes」と言いますので、それを先に飛行教官に聞い
ておくのも作戦です。(教官の試験でよく出てくる項目です。)
次へ (Turn about a Pointとか実際の訓練)
- Ground Reference Maneuvers - Introduction
- 風の中を真っ直ぐに飛行している時
- 旋回中に風が与える影響
- 風の影響を修正をしながら、旋回する
- Ground Reference Maneuvers のコツ
- Turns about a Pointとか
- Rectangular Course