Thunderstormとアクシデント 私が思った事と伝えたい事 (ADM)
あの日のフライトをもう一度やれと言われたら絶対生きて帰る気がしません。
僕は大馬鹿ものでした。
飛行時間に関わらず、色々な事が飛行機では起こります。 どんな事を経験しても言い訳をせずに、間違いを認める勇気が必要です。 無茶をするのは凄くも無ければ素晴らしくも無い。 多くのパイロットは無茶を美徳の様に勘違いをしてる人が居ます。 しかし、無茶をするのは無謀だけです。 危険な状態から脱出したのを自慢する人も居ますが、 そんな危険な状態に入った判断が疑問で、素晴らしいパイロットとは思えません。 常識的な判断が抜けてるのですからね。
飛行機乗りは自慢が好きな人種です。 しかし、自慢話は危険である場合が多く、その話は注意して聞くべきです。
これらの事は飛行機だけの事じゃ有りません。 他の世界でも起こりえる世界です。
「僕は大馬鹿ものでした。」
この反省する気持ちは大事にして下さい。 多くの皆さんも、色々と経験するでしょう。 怖い経験をされた方は、原因を追究して、それを後輩のパイロットに伝えて下さいね。
それと、人の間違いを笑うようなパイロットは最悪です。 人の間違いから学ぶのが賢者でしょう。
乱文すみません、いつもは見る専門なのですが、フロリダに行かれる訓練生もおられると思い、つい書きなぐってしまいました。
もし教官に臆病者と言われるとしても、臆病者と呼ばれる勇気と強さを持ってください!
「臆病者と呼ばれる勇気を持つ」 これが全てですね。 これこそ勇気ですね。 無理は無謀でしか無い。
私も飛行教官の資格を持ってますが、色々な穴があります。否定的な意見も聞きますが、彼らの言う通り教官は完璧じゃありません。運が良ければ300時間以下でも飛行教官にもなる時代です。 教官は間違いなくある程度の技量と知識はあります。でも完璧じゃ有りませせんし、経験が多くても完璧にはなれません。 何も盲目的に教官を信じるのは間違いです。 教官は道具と思うぐらいが調度かも。そんな事もあり、私は教官や学校の推奨には慎重なのです。 本人を含め、不明瞭な所が多いのです。
飛行時間の少ない教官が悪いとは思いません。 逆に熱心な場合もあるので私は飛行時間だけで決める事はしません。 大事なのは、その教官の情熱と その教官と波長が合うかです。 別に彼の目標がAirlineで有っても悪いとは思ってません。 どれだけ情熱を持って教えられるかです。 逆に飛行時間が多くて、慢心する教官も居れば、生徒と反りが会わない場合もあります。 2ヶ月以内で免許を取ってしまう人も居ますが、飛行機には学ぶ事が多く有りますので、免許を取った後でも勉強や訓練を続けて下さい。
残念ながら、どんな言い訳でも「数マイルにThuderstorm」とかの状態で、どちらに飛行する?って聞く教官には疑問を感じます。 引っ掛け問題で、回答が「離陸しない」なら問題はありません。毎日、雷雲が発生する場所で訓練する人は、必要以上と思えるほど勉強してください。西海岸で訓練する人は、余り経験するチャンスは無いと思いますが、怪しいと思った時は、飛行を取りやめて下さいね。
今から12年前。 私と友達でCessna 182を借りて3泊でラスベガスに行きました。 途中で弾道ミサイルと平行に飛ぶなんて、凄い珍しい体験をしながらの飛行。 そして楽しくラスベガスで遊びました。
でも残念ながら帰宅前日に大雨が降って、飛行機を置いて帰りました。飛行方向には綺麗な稲妻が見えるぐらいで、諦めるには苦労はしませんでした。 私らは諦めて、Airlineの席を取って帰宅。 そして次の週末にその友達が取りにラスベガスまで取りに行きました。 私は用事が有って行けませんでした。 彼もIFRとCommercialを持った人間で経験は豊富。
ラスベガスを離陸してからFlight Followingを受けながら飛行。 IFRも選択肢だったのですが、途中で目の前に怪しい雲が発生したそうです。 何か嫌な気がしたそうで、Barstowと言う空港にDivertすると管制官に伝えたそうです。 そしたら、数分後にボナンザが通り過ぎたそうです。 飛行機を駐機して、泊まりたくも無い所で部屋を借りて一泊したそうです。
その夜、TVでニュースを見ていると、先程のボナンザが墜落、全員が死亡したと言う話が流れたそうです。 驚きだけだったそうです。しかも次の日は天候が凄く良かったと言ってました。 性能が良かったので自信過剰になったのでしょうか。それともThuderstormの恐怖が分からなかったのでしょうか? カルフォルニア州での出来事です。
私も驚き。 もしかしたら私なら判断が出来なかったかも。 未だにたまに出会うとこの話しが出ます。
以上です。 今回の事は、色々と考える事が有って、沢山の事を書きました。 Thuderstormが数マイルで離陸しないは非常識と聞いての驚きもありました。 他にも色々と考える事が有って、長文になりました。 やはり教官の仕事は操縦を教えるのでは無く、安全を教える物と思います。 寂しいかな、日本人の飛行機社会は閉鎖的です。 誹謗中傷もよく聞きますし、騙されたとも聞きます。 ある日本人が飛行機事故で亡くなられたら、「私達の学校じゃ無いから安心して」と言う学校もあります。 私も色々と馬鹿な事をして来ましたし、操縦は上手くも無いです。 でも日本人の間で変な話しが出るのは悲しいですね。 雷雲数マイルで飛行とSVFRを安全と言った教官さんを否定している自分が居るのですが、何か変な気分です。
今まで、色々と教えるページを作って来ましたが、 安全に対するページが無かったので、予定以上に多く詰め込みました。 ゴチャゴチャと書いていて、文章的にや構造的に問題が有ると思いますが、何か勉強してください。 ADMの例としてのページするつもりでしたが、ちょっと違った方向に行ってしまいましたね。 でも、フロリダが危険と書いている訳ではありません。 危険は西海岸にでもあります。
ちょっとした慢心が有ると、私が子犬を殺した様な事件に巻き込まれる時があります。(数週間たった今でも、心が苦しくて涙が出そうです。)操縦士は、慣れた飛行でも注意を怠らない様に。 詰まらん見栄は不要です。 慢心には注意して下さい。 数秒後に何が有るか分かりませんよ。 一番事故が多いのは訓練中より免許を取った後の方が多いそうです。 ちょっとした不注意や、慢心で飛行機事故を起すんでしょうね。
CFI Japanを始めて、一番、理解が出来ないコーナーになりましたが、ご理解下さい。
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