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Procedure Turn Altitude

  • 計器飛行を行う場合は、コースだけでなく高度も決まっている場合も多く、Procedure Turnでも同じ様に最低高度決まっています。
  • Procedure Turn Fix (IAF)の通過に高度が指定されている場合は、Outboundに乗るまでそのコースを守る必要があります。
  • IAFを通過後(真横のAbeamを含む)にProcedure Turn Altitudeまで下降が可能です。
    • Fixの前後では障害物等の影響で安全高度が異なります。
  • そして、その最低高度は、Inbound Courseに乗るまで保ちます。
  • Inbound Courseに乗れば、次のStep Downの高度やMDA、Glide Slopeなど、通常のApproachの様に飛行します。

    Procedure Turn Altitudeへの下降はProcedure Turn Fixを通過し、Outboundに乗るまでは行う事が出来ません。
          (Fixまでの高度決まっている場合(障害物)やATCが高度(Traffic)を指定している場合があります。)

Procedure Turnでの高度例

上の図ではVORTACまでは10,700 feetを保つ必要があります。「通過して、Outbound Courseに」乗れば9,200 feetまで下降する事が出来ます。Procedure Turnを終えてInbound Courseに乗ると次の高度まで下降する事が出来ます。(7,200 feet)
      (図の場合は、Inbound Courseに乗ればFinal Approach Fixの7,200 feetまで降下が出来ます。)

新しいチャートではNote(横書き)で無く、Procedure Turn Fixの所に書かれています。(上の図)
2,600 feetでLOA (I-MRY 5.6 NM) を通過するまで保ち、OutboundとProcedure Turn中は2,100 feetまで降下できます。Inbound Courseになれば1,700まで下降が可能で、Glide Slopeを受信しInterceptするまでその高度で飛行します。

どちらの方でもProcedure Turn Entry Zone(Fixまでの空域)で障害物に対しての安全な高度(Required Obstacle Clearance)が保障されています。 この様な場合は、Fixの前に高い障害物があります。そしてコースから外れた所に、先程よりも低いがやや高い障害物が有りますので、Procedure Turnがやや高い所で行う事になります。 Inbound Courseに乗ればその障害物から安全な距離に離れる事になりますので、より低い高度を安全に飛行出来る様になります。

Procedure Turn Fixの横に何も書かれて無い場合は飛行方向に関わらず、Procedure Turn FixでPT Altitudeに下降する事が可能です。 これは、Entry ZoneManeuvering Zone高度が同じだからです。(下の図、ATCからの指示があればそれには従って下さい。)

上の図がProcedure Turn Altitudeの図解です。 Entry Zoneと言うのはIAFに向かうまでの範囲です。 そのFIXを超えれば次はProcedure Turnを行う方向に有る障害物が基準となります。

Entry ZoneとManuvering Zoneは別に考えられています。 Manuvering Zoneの障害物の方が高い場合は、Procedure Fixでの高度指定は無くなりまして、Procedure Turn AltitudeでFixを通過する事が可能になります。

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PT (Procedure Turn)の基本 : PTの高度 : PTの範囲 : Teardrop : Holding in-lieu-of-PT : NoPT : 飛行方法の例

 
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