Intermediate FixからFinal Approach Fixへ直接飛行可能な場合はProcedure Turnが不要です。 その場合は”NoPT”と書かれ、コースと高度が書かれます。 ”NoPT"は"No Procedure Turn"と読めます。
Procedure Turnが義務付けられているアプローチでも、"NoPT"と記載されているルートからの進入ではProcedure Turnは不要ですし、許可が無い限り、行う事も出来ません。
NoPTが書かれているこの様なルートでもProcedure Turnが必要な場合が有る場合が有るかも知れません。 その時に、ATCからのProcedure Turnの許可を得てもNoPTの高度では、Procedure Turnには低すぎる場合が有ります。
この様な時は旋回をProcedure Turn用の高度以上で行う事になります。一部のNoPTに使われている高度はProcedure Turn Altitudeよりも低い場合があります。
(NoPTの高度は、飛行範囲が狭く設定されているので、広範囲が必要なProcedure Turnには低すぎる場合が有るのです。)
左の図(MCC VOR/DME RWY 16)の場合
Marysville VOR/DMEからFeeder RouteからApproach Courseに向かう場合は、NoPTのProcedure Turnが不要でまた出来ないルートに指定されています。 そして最低高度が2,200フィートです。
このアプローチのProcedure Turn Altitudeは3,000フィートです。
Marysvilleからのルートで、何らかの理由でProcedure Turnが必要となり、ATCからも許可を得た場合では、Procedure Turnは3,000フィート以上で行う必要があります。 2,200 feetは低すぎます。
Final FixまでのRadarサービスを受けている場合やHolding FixからのTimed Approach、もしくはNoPTと書かれている場所では、操縦士は勝手にProcedure Turnを行う事は出来ません。その際はATCからProcedure Turnを事前に許可(Clearance)を得る必要があります。
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