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Altimeter Setting 高度計規正 と 気温変化

Presuure Level と 気温の関係

残念ながら、気圧層は特に気温に影響されて均一になりません暖かい日は、空気が膨張するので空気層の幅も大きくなります。 層の幅が広くなると、同じ高度を示す気圧は高い所になります。 すると高度計は実際よりも低く示されます。頭の中はややこしいですけど、「気温が高い時は、実際よりも高い所を飛んでいます。」 涼しい日は逆の現象が起こります。「寒い時は思っているより、低い所を飛んでるので注意!」とでも覚えて置いてください。

気温変化によるPressure Levelの違い

上の図はFAAのハンドブックからの図です。 3機の飛行機のAltimeter高度計は同じ高度を示します。 しかし、気温の差でPressure Levelの幅が大きく変わります。実際の高度は全然違いますが、表示高度は全く同じになります。3機とも高度計は真ん中の飛行機と同じ所を飛んでいると表示します。 (実際の高度を知りたい場合はE6-Bなどを使うと求める事が出来ます。実際の高度をTure Altitude、 表示高度をIndicated Altitudeと言います。)

暑い所 = Pressure Levelが広い = 実際の高度は、表示よりも高い (Actual Altitude > Indicted)

寒い所 = Pressure Levelが狭い = 実際の高度は、表示よりも低い (Actual Altitude < Indicted)

実際の高度で飛行しないと飛行機どうしの衝突の危険があるのじゃないの?
高度計の誤差があるのは、どの飛行機も同じなので、誤差も一緒です。 ですから、正しく修正されていれば飛行機同士の衝突は避けられています。 航空法では100マイル(海里)以内で報告されているAltimeter Settingを使用を義務付けていす。 言い換えれば、100マイルとかの長距離の飛行する際、どこかで修正が必要になるでしょう。

離着陸中や低空飛行する時は注意が必要! 特に気温が低い所に行く時には。。。。
Altimeter, 高度計は気圧を測定して、操縦士に高度を教えてくれています。ですから上の図の様に同じ気圧の所を飛んでいると、実際の高度に関わり無く同じ高度を表示します。高温では気圧の層の間隔が広がりますが、低音では間隔が狭くなります。

気温が下がる所へ飛行する時は下方に注意!

飛行機同士で衝突する事は無くても、障害物や山はTrue Altitudeになるので注意です。 特に、低温時に低空で飛行する際は注意が必要です

覚え方は、「Low and Cold, Watch Out Below」 気圧や温度が低くなる所に向う時は、下に注意!って意味です。

なお、高度計は気圧を表す物ですから密度を表す密度高度、Density Altitudeは関係がありません。

次に (Preflight Inspection)


気圧レベル Pressure Levelについて
Presuure Level と 気温の関係
Preflight Inspection での注意点
Flight Levelについて

Pitot-Static Instrumentsについて

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