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Thunderstormとアクシデント 私が思った事と伝えたい事 (ADM)

雷が自分の同高度に見たり、見下ろしたりしたのは初めてでした。突然真っ白になったり、あれは打たれたのでしょうか?もうその時は怖くてRADIOも切っていました。ラジオが雷でやられると思ったからです。そういえばもう2番目の飛行場を出てからその周波数に全く他機の交信も聞こえませんでした。おそらくあの天候じゃ誰も飛ばないでしょう。異国の空にひとりぼっち。凄く孤独を感じました。もう死ぬかと思いました。どうせ死ぬなら日本の陸地に落ちたかったな、とも思いました。

私も1000時間以上の飛行経験が有りますが、小型機の操縦で雷を見下ろす様な経験はありません。恐怖は想像を絶する様な物でしょう。 「突然に真っ白」は雷が相当近くに発生したのと思います。 打たれた経験は無いのですが、雷が落ちると穴が開くと聞いた事があります。

「異国の空にひとりぼっち」 この気持ちは、10年以上住んでいた私でも同じ事を考えたと思います。 「どうせ死ぬなら日本の陸地」 ここまで来ると覚悟を決めておられたのでしょうか。 日本の地でと、少しでも耐えた事が良かったのかと思います。 こんな気持ちにならない様に皆様には多くの勉強をして少しでも適切な判断、そして危険を感じた時には断れる勇気を持って欲しいですね。

そういえばもう2番目の飛行場を出てからその周波数に全く他機の交信も聞こえませんでした。
私も考えた事は無かったですが、CTAFとかで誰も交信していない時は、誰も離着陸していないって事ですよね。日頃の注意力で気が付かれたのでしょう。

まあ、飛行時間が増えてくると多くの人はAppraochやCenterと交信されていると思いますが、Studentでは厳しいのでCTAFだったのでしょうか。 また ATCが持っているRadarは管制用ですから、詳しいThunderstormやCellの位置が分からない場合も多いです。 最新のレーダーを持っていれば、感度も良いでしょうし、表示される気象情報もまだマシでしょう。でも機上レーダーよりも感度が悪いし、低空や遠方が見えない場合が有りますので、基本的には頼らない方が良いとされていて、お願いする場合も、通過するよりも、事前に可能性のある範囲を避ける程度の、大きな迂回ルートを教えてもらう程度と思った方が良いそうです。 一部では感度が分からないタイプも有り、Yes/No程度しか表示されないそうです。

万が一、Thunderstormに入ってしまった時とか、事故の時は頼りましょう。 ただ管制官のレーダーが有ると思って安心しない様に。彼らは上空の実際の大気は見ていませんし、見えません。 Thunderstormに関しては緊急用と思いましょう。

そんなことを思いながら海岸線を飛んでいたら見覚えのある景色が見えてきたのです。そこは以前教官と飛んだことのあるエリアでした。このエリアは出発地の南西に位置しています。逆を辿れば帰れる、そう思い変針しました。飛行場を見逃さぬようさらに地上を凝視しながら飛びました。

体験者さんの観察力の凄さですね。 慣れている空域でも高度が違って見えれば風景が全く違います。 命を掛けた執念で飛行を続けられたのが良かったですね。 私なら高度が違うと、気が付かなかったと思います。 もし、皆さんに時間的な余流が有るなら、低空とかも飛んでみて、空港付近の地形を覚えるのも方法です。 高度が違うと、勘違いが起こりやすくなります。

> 続く

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