Holdingのコースと飛び方
標準的なHolding Pattern:
Holding Patternは速度や高度、風向きによって大きさが変わります。 色々と有りますから、
基本の形として、無風時での小型プロペラ機(Cessna-172クラス)の基準を書いてみますと、、、、
- Holding Fixから RIGHT Turnを開始。 (通常は右旋回です。)
- 旋回はStandard Rate of Turnで1分間、ちょうど180度旋回。 (Fixed End)
- Inboud Legと反対方向ですが平行で1分間飛行 (Outbound Leg)
- またStandard Rate of Turnで1分間飛行の180度ターン。(Outbound End)
- Inboud Legを1分間飛行して、Holding Fixに戻る。
- 1番から繰り返す。
Holding Patternでは基本となるHolding Fixと基本となるコースが指定されます。
指定されたコースは自動的にInbound Courseともなります。 基準ではI1分間ですが、管制官の指示によって飛行時間(長さ)が変わる場合もあります。その場合はInbound Legが指定された時間になる様にします。
右旋回がHoldingでは基本となり、Standard Patternと呼ばれます。
(Traffic Patternとは逆です。)
しかし、場所や空域に制約が有る時は、左旋回を指示される場合もあります。
Left Turnでは Non-Standard Patternと言います。
Holding Patternでの旋回方法は決められています。 下記の内、バンク角度が一番小さいのを選びます。
・ 3度/秒 (3 degrees / sencond) 一秒間に3度Headingが変化する旋回 (Standard Rate of Turnの事です。)
・
30度バンク
・ Flight Director Systemと言う高額なシステムがバンク角度を指定する時は25度
私達の低速な航空機では、Standard Rate of Turnで飛行します。 (Turn Coordinatorで表示される角度)
しかし、高速な飛行機になると前方に行く勢いが強いので、Standard Rate of Turnを行おうとすると、凄くバンク角度が深くなります。(50度バンクとか)
その為に、高速で飛行する物はバンク角度を30度(もしくは25度)と決められています。
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Holdingって何? : Holdingのコース : Entry 入り方 : 風の修正 : Patternの形や制限 : ATCからの指示 : Timed Appraoch