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StabilatorとAnti Servo (テールウイング Piper社とかで使われてる)

Piper社の新しい飛行機(アルミニュウム合金以降)では多くの機種で水平尾翼が全て動くStabilatorと言うのが使われています。
 (多くの旅客機やCessnaの様な固定式のは水平安定板にElevator、昇降舵が付いて居てちょっと違う。)

C-172の様な安定板を使うのも、使わないStabilator、両方とも長年使われてきて2012年の今でも作られています。性能的にも操作性、生産性と色々な所を考えると、どちらも一長一短なんでしょう。 個人的にも差は感じません。 どちらかが優れてるなら、片方が淘汰されているのが普通ですからね。

Stabilator スタビライザーとAnti Servo タブ。 水平尾翼とエレベーターが同じになった物。

Stabilatorとは「水平安定盤のStabilizer」と「昇降舵のElevator」が合わさった単語です。 スペルが似てるので、ちょっと注意ね。 まあ、これぐらいは言い間違えても操縦の世界では大した影響は無いでしょうけど、意味が違って来ます。(間違えると大変な整備や設計の世界は別ね。)

 

Stabilatorを取り外した状態、 矢印の部品がAnti Servo Tab

取り外したStabilator、赤い矢印がAnti Servo Tab

Stabilatorの特徴は、全体が動き、気流の乱れが少なくて大きな力を生みます。 でも、主翼とかと違い、回転する力が生まれないので、操縦士がピッチコントロールを感じ無いと言う欠点があります。 適切に対処しないと、操縦士が大きく操作 (Over Control)をしてしまい、制御不能にな事です。 これを防ぐ為に後ろにAnti Servo Tabが取り付けられています。

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Intro : 原理 : Stabilator  (Anti-Servo) : 使い方 (私流

 

 
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