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Basic Aerodynamics Term 基本的な航空力学の用語

Gyroscopic Precession 回転する物の反応
Gyroscopic Precession 回転する物の反応 AC61-21Aより 高速で回転する物は通常の物と違った動きをします。 Tail-wheel Airplane(尾輪式)の場合、離陸を始めた時に尾翼が上ります。 その時は、回転するプロペラが下がる様な力が掛かります。しかし回転している為、Gyroscopic Precessionが発生し、下に向けようとする力が、飛行機の機首を左に向けようとします。 C-152/172はNose Wheelの為、この影響は殆ど有りません。

Gyroscopic Precession

コマの様に高速で回転する物体では特殊な反応が2つあります。
一つは高速で回転する物に、何らかの「力」を与えると、その「力」は回転方向の90度先に反作用として、現れます。 この90度先に作用が出ることをGyroscopic Precessionと言います。

Tailwheelの飛行機が離陸する時、離陸の為に滑走をし出すと、すぐにTailが上に上ります。
Tailが上ると、重心を中心に回転するので、機首が下がります。この時に回転するプロペラにも下に押す作用があります。しかし高速で回転している為、回転の先、左90度に反応が出てきます。(プロペラを下に押そうとした物がプロペラの回転の為に左に機首を押そうとします。)

Tailwheelで離陸する時は、尾翼が上がる時に機首が左に向こうとしますので、注意して下さい。 


もう 一つは軸が動こうとしない事、Rigidity in Spaceと言いまして、回転している物、Gyroは移動したり傾いたりしません。 代表的な例は、おもちゃのコマですね。また自転車が倒れないのも、車輪が回転しているからです。(初心者が倒れてしまうのは、速度が不十分だからです。)
このRigidity in Spaceは計器に使われています。

P-Factor :  Torpue :  Slipstream :  Gyroscopic Precession

 

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