FAAの筆記試験(Knowledge Exam)について。 : Privateの筆記試験について : PVTの問題へ : IFR、筆記の解説 : IFR問題へ
050.
With regard to carburetor ice, float-type carburetor systems in comparison to fuel injection systems are generally considered to be
A) more susceptible to icing.
B) equally susceptible to icing.
C) susceptible to icing only when visible moisture is present.
気化器凍結に関して、一般的に「フロート式の気化器」は「燃料噴射式」に比べて
A) 気化器凍結になりやすい。
B) 同じくらい気化器凍結になりやすい。
C) 水滴のある時のみに、気化器凍結を起こす。
Carburetor Iceに関して、一般的に「フロート式のCarburetor」は「Fuel Injection式」に比べて
A) 気化器凍結になりやすい。
B) 同じくらい気化器凍結になりやすい。
C) 水滴のある時のみに、気化器凍結を起こす。
With regard to 〜に関して
in comparison to 〜と比べて
generally 一般的に。普通は。
considered 考えられている、思われてる、常識として
susceptible 受けやすい、影響されやすい、弱い
present 存在する、有る、現状では (誕生日プレゼントのPresentと同じスペルです。)
Carburetorの説明 Carburetor Iceについて
フロート式の気化器 Carburetor、キャブレター
エンジンに付随している装置で、空気と燃料を混ぜる部分。 混ぜられた物を混合気(Fuel Air Mixture)とも言います。
フロート式と呼ばれるのは、燃料を自動調節する為にフロートが内蔵されているからです。
昔から使われている安くて確実な装置ではあるが、 燃料が気化する時に内部が急激な温度が低下し、氷結が起こり問題があります。
氷結が起こると、エンジンに行に混合気が行かなくなり、エンジンが止まったりします。Throttleを閉めた時と同じ様な感じです。
湿度が多い時などに起こりやすく、エンジンの出力が低下した場合に疑われます。気温は20度(華氏70度F)ぐらいまで可能性は高いです。
雨など目に見える水滴(Visibile Moisture)が無くても、湿った空気でも起こりやすくなります。
氷結を防止する為にエンジンで温められた空気を送る事があります。 Carburator Heatと言い、着陸時などエンジンの力を落とす時に予防的に使います。 熱い空気の為に密度が低く、出力が低下するので、必要に応じて使用します。 エンジンが停止したり、能力が落ちた時にも使います。
Fuel Injection 燃料インジェクション 燃料噴射式(キャブレターを使わないタイプ)
燃料をポンプを使い直接エンジンに注入する方式。
燃料効率も良く、最近では多くの飛行機や自動車、バイク等に広く使用され、 主流となってきています。 燃料が気化する部分がエンジン内部の為、Icingの可能性が激減しています。可能性が有るのは、空気取り入れ口にIcingが起こった時で、これはキャブレターでも同じです。 あと問題が有るとすれば、フィルターに大きなゴミが付いた時ぐらいです。
注意:
Private Pilot Knowledge Test (Private Written Exam) 2008年09月18日より出題についての解説ですが、
問題が削除されただけなので、CFI Japanでは大きく変わるまで3月分を中心に和訳と解説を続けます。 気が付かずに数問だけ、和訳と解説を行いましたが途中で終わってます。(全問かは不明です)