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Pitot Static Instruments ピトー静圧系統 

Static Port と Pitot Tube

このシステムには、大気の圧力を測定する為の取り入れ口、Static Port。 それに飛行機の正面から飛んでくる空気の圧力を取り入れるPitot Tube (ピトー菅)があり、それからが、気圧を測定する計器につながっています。

Static Port
大気自体(大気圧)の圧力を採取・測定する為の取り入れ口、風向きと90度ぐらいに設置されている。ペンキが塗られている場合も有るし(左の写真)、ペンキが塗られていないのも有ります。(右の写真) 穴さえ綺麗に空いていれば問題はありません。

Static Port、 静圧取入れ口、 ペンキが塗られているが、穴には障害が無いので問題は有りません。  Cess-152に取り付けられているStatic port

ここから取り入られた大気は、Airspeed Indicator, Altimeter, Vertical Speed Indicatorと3つ全てのStatic Instrumentsに供給されています。

Alternate Static Port

この穴は、小さな点ですが、大事な穴です。 これが詰まると、三つの計器に大きな支障が起こります。ゴミが入ったり、虫が卵を産んだり、また上空では寒くなって氷が穴を塞いだりします。

その為、飛行機には予備の空気穴が機内に準備されています。 これをAlternate Static Portと言います。 ただこれは緊急用なので通常は使いません。もし、使用した場合は、機内の空気が計器に送られます。 しかし、機内は若干、気圧が回りよりも低くなっていますので、表示に若干のエラーが出ると覚えておいて下さい。 (気圧が低くなるのは、気体回りの空気がベンチュリー効果で機内の空気をちょとだけ吸い出しているからです。)

その為、Alternate Sourceを使うと、 速度計と高度計が、通常よりも高く表示します。 またVSIは一時的に上昇を示します。

 

Pitot Tube
進行方向に向って取り付けられているピトー菅。真っ直ぐに空いている為、空気の飛んでくる圧力が分ります。 ここから空気の衝撃、Impact Pressureを取り入れてる。 この管は対気速度計(Airspeed Indicator)につづいています。

飛行中のピトー菅、Pitot Tube Pitot Tubeは飛行に向いて設置されてます。

 

この圧力、Impact Pressureは飛行速度に比例していますので、この圧力を測定する事で飛行機の速度(対気速度)が分ります。 空気に対しての速度と言う事で「対気」速度、Airspeedと言います。

 

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