HOME CONTACT LINK 検索
   ATC:航空無線      筆記試験 > PVT : IFR      PTS:飛行試験項目      お勉強室      航空辞書      けいじ板  

Risk Management (for CFI's PTS based on FOI)

Assessing Risk. (リスクの分析、判断)

リスク・マネージメントの基本の一つに、あるリスクを感知した際に、回避するか、背負うかと判断する事もあります。 飛行を含め何事にも何らかのリスクは付き物です。 リスクを感じた時に、そのままで続行するかと検討するには、そのリスクによる悪影響を受ける確率と影響度を判断する必要があります。


Risk Assessment Matrix リスクマネージメントでリスクを背負うか回避するかと判断基準

Risk Assessment Matrix (FOI Figure 9-2, Page 9-5)
これら確率Likelihoodと度合いSeverityの2つの関連性を表にしたのが、このMatrixです。

飛行中にリスクに気づいた場合、そのリスク自体の確率と悪影響を考える必要があります。 全てのリスクは確率Likelihoodと度合いSeverityが有りますので、それらの項目が重なった所で、危険性や行動を決定します。

私らはLowのエリアで飛行すべきです。 必要によってはMediumも有るでしょうが、Lowのエリアで行動するのが常識です。Mediumで飛行するなら警戒度を上げる必要があります。それなりの利益が無いと無意味です。Mediumなら避けるとの賢明な判断も有りです。

Seriousは危険なので避けるべきで、もっとも危ないのがHighのエリアです。 操縦士は SeriousもHighも必ず避ける様になくては行けません。 そのエリアの中で運よく無事に終わる事もあるでしょう。 でも、前に無事に終えたから、、、なんて言う理由はダメです。 前回が良くても、次回が安全と言う保障はありません。 客観的な可能性で考える必要があります。

結果がCatastrophicの際は、可能性がかなり低くても避けたい物です。可能性がちょっとでも高ければ辞めるべきです。 英語でCatastrophicと聞くと大事故をイメージします。

最悪の結果がLowのエリアで行動するのが賢明な場所です。SeverityがNegligibleになってるので問題に有っても気にするレベルでは無い時はリスクを選んでも大きな不具合は無いでしょう。 しかし、頻発する時はProbableなら回避した方が良いでしょう。頻発すると中には何が起こるか分からない時があります。

頻度に関しては、起こりやすいProbableの時は避けるべきです。 英語で聞くと、Probableと聞くとかなりの頻度があると感じます。 事故が有っても普通じゃないか、普通なら事故るだろうと感じるレベルです。わざわざ危険に晒すのは賢明ではありません。

私らは滅多に発生が無いImprobableのコースを選んで行くべきです。

次へ


Introduction : Risk Managementって
Areas of Operation I. Task G Risk Management (CFIのPTSより)
1. Principles of risk management.
2. Risk management process.
3. Level of risk.
 4. Assessing risk.
 5. Mitigating risk.
 6. IMSAFE checklist.
 7. PAVE checklist.
 8. 5P checklist.
 
HOMEATC:航空無線筆記試験 > PVT : IFRPTS:飛行試験項目お勉強室航空辞書けいじ板LINKサイト検索
Copyright c 2007-2017 Koji Ueda. All rights and Copyrights are the properties of Koji Ueda. All Rights Reserved. 上田浩史に著作権はありますが、お勉強・訓練には使ってね。教育関係はの方は必ず「CFI Japanから」と添えてお使い下さい。