VOR (VHF Omnidirectional Range)
航法システムの一つで、地上にあるVOR Station (VOR局)からのRadial(方位)が分かる。
地上にあるVOR Stationは全方向に信号を出しています。各方向の信号は若干の違いがあり、その信号を受信したVOR受信機は航空機が局より何度の方向(Radial)に居るかが分かる様になっています。便利で信頼性の高いシステムです。 1950年から現在の中心的なNavigational System (航法施設、NAVAID)です。ぜひ理解して安全な飛行をしてください。またVORを理解する事で、クロスカントリーがかなり楽になります。
現在の空路Victor Airwayを作り上げている中心的な物で大小に関わらず航空機に大切な物です。
VOR Stationが伝える事
「あんさんは、私の場所からxxx度の方向に居まっせ!」 それか
「わいから、xxx度Radial上にあんさんは居るで!」って伝えてます。
それから
「わいは、あんさんの頭がどっち向いとっても気にせいへんしな。
どの方向に居るかしか興味ないしなぁ。」
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VORは、航空機の機首(向き)や距離には関係がありません。 何度の方向に居るか?、どの方位、Radialに居るか?のみです。
VORは局から、要するに「FROM」が中心となってます。 NDB/ADFはStationがどっちの方向にあるか? 「To the Station」です。 そんなんでNDBは「TO」が中心になっています。 ここが大きな違いです。 基本は「VORはFROM」そして「NDB/ADFはTO」となります。
色々とお伝えしたい事があるので、トピック毎に分けました。各ページにそのリストのリンクを記入します。 でも順番に読んで頂くと想定しています。 初めての方は順番どおりに読んで頂ければと思っています。また手持ちの写真が限られているので、分かり易くなるように、写真を改造しています。(例として、右の写真) 下のチャート(地図)はVORを示しています。
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VORに関してのトピック・リスト
- トップ スタートのページ
- 二つに分けられる、VORシステム 地上設備と機上装置が無いとね。
- 地上にあるVOR Station
- VOR Stationの種類
- 航空機に装備されている VOR Airborne Equipment
- VOR Indicator VORの使い方に自信の持てない方はここからでもOKですよ。
- OBS Selector の役目
- TO-FROM Indicator (名前に惑わされないでね!)
- CDI Needle (VORの中でフラフラ動いている針の事です。)
- To-From Indicator と CDIの関係
- VORの表示は理解できましたか? 確認クイズ ここでVOR表示に付いては終了
- 局に向かって真っ直ぐ飛ぶには? ここからVORの使い方について。
- VORクロスチェック 横のVORで飛行位置の確認 Cross Check
- 迷子になちゃったら Lost Procedure (VORだけを使う方法)
- 指定コースを飛ぼう Intercept, Tracking, and Wind Correction
- 計器飛行向け。 ILSやLocalizer等について。 IFR用の施設。Privateの方は参考に。