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VOR: VOR Cross Check

決まったコースを飛行中に、横にあるVORを使って、現在の飛行場所を確認しよう。

 

  1. あるコースを飛行してるとします。 Airway、高速道路、鉄道、海岸線など。
  2. コース上に居るのは分かってるけど、そのコースの何処に居るかを確認するには、どうするか?
  3. コースの横にあるVORを探します。 (居ると思う所から、直角に近い方が良いです。)
  4. 決めたVORの周波数にあわせて、間違いの無い事を音声で確認します
  5. OBSを「FROM」になるまで回します。
  6. 次は「CDI」を真っ直ぐにします。
  7. FROMとCDIが真ん中であれば、貴方の居る場所のRadialが分かります。
  8. チャート上のVOR Stationから、そのRadialの線を飛行コースまで引きます。
  9. コースと書いた線が交わる所が 貴方の現在地です。

以上をVORクロス・チェックと言います。 クロスカントリーの時はクロス・チェックを常時行って、「何処を飛行しているか?」を確認しておきましょう。 緊急の場合に場所が分かっているだけでも、対処方法が増えます。 エンジンが故障してからCross Checkなんて出来る余裕は無いですからね。 位置が分かると、近くのATCにも援助を求めるのが楽になりますよ。


右の図は例として

高速道路、海岸線か、VORコースなど何か確実に分かる線の上を飛行しているとします。

その時に横にあるVORのモールス信号を確認してから、
OBSを回して、「FROM」にします。 
そしてゆっくりと回して針を真ん中に持って行きます。
その時、OBS,Course Selectorが285度を示しているとしたら
VOR Stationから285度の方向に居ると分かります。

チャートの上で、そのVOR局から285度の所を通過する線を描きます。
飛行コースと、285度の延長線上(Radial)の交わる所が、貴方が飛行している所です。



ちょっと上級編:
もしコースが決まっているなら、(X-Cなら決まってるはず) 離陸前に、横のVORから何本か線を引いておきます。 それは10度づつでも、30度づつでも。その線を引いておきます。飛行中は、予測出来る次の線の所をCouse Selectorに合わせて置くと、その場所が近づいて来るのが簡単に分かります。 また先ほどのの方法で線を引くのも狭い機内では大変です。先にある程度の線を引いておくと、その場で線を描かなくても、大体の位置が分かります。

  1. トップ スタートのページ
  2. 二つに分けられる、VORシステム 地上設備と機上装置が無いとね。
  3. 地上にあるVOR Station
  4. VOR Stationの種類
  5. 航空機に装備されている VOR Airborne Equipment
  6. VOR Indicator VORの使い方に自信の持てない方はここからでもOKですよ。
  7. OBS Selector の役目
  8. TO-FROM Indicator (名前に惑わされないでね!)
  9. CDI Needle (VORの中でフラフラ動いている針の事です。)
  10. To-From Indicator と CDIの関係
  11. VORの表示は理解できましたか? 確認クイズ ここでVOR表示に付いては終了
  12. 局に向かって真っ直ぐ飛ぶには? ここからVORの使い方について。
  13. VORクロスチェック 横のVORで飛行位置の確認 Cross Check
  14. 迷子になちゃったら Lost Procedure (VORだけを使う方法)
  15. 指定コースを飛ぼう Intercept, Tracking, and Wind Correction
  16. 計器飛行向け。 ILSやLocalizer等について。 IFR用の施設。Privateの方は参考に。 

 

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