124. PLT026
A ceiling is defined as the height of the
A) highest layer of clouds or obscuring phenomena aloft that covers over 6/10 of the sky.
B) lowest layer of clouds that contributed to the overall overcast.
C) lowest layer of clouds or obscuring phenomena aloft that is reported as broken or overcast.
「Ceiling」の定義は。
A) 一番高い層の雲、もしくは、上空の6/10以上を覆う視程障害(Obscuration)の高さ。
B) オーバーキャストを構成する一番低い雲の高さ。
C) BrokenかOvercastとして報告される一番低い層の高さ、若しくは、視程障害(Obscuration)の高さ。
Ceilingの定義は「VFRでは通過が困難な雲等の底辺の高さ」と思っています。 正式な回答は航空法 FAR Part 1 の General Definitionに出ています。
Ceiling means the height above the earth's surface of the lowest layer of clouds or obscuring phenomena that is reported as “broken”, “overcast”, or “obscuration”, and not classified as “thin” or “partial”.
簡単にしてみますと
- lowest layer of clouds および obscuring phenomena の地上からの高さで、
- Broken, Overcast, もしくは Obscuration として報告されている物で、
- Thin や Partial は含みません。
BrokenやOvercastの雲はVFRでは、通過がかなり困難か不可能な雲の層です。 飛行機は速度が速い割には上昇角度が緩やかなので、小さな雲の穴は簡単には通過できません。例えば2,000 feet/minの上昇は凄いけど、飛行機は速度が速いのでかなりの広さが必要です。
Obscuring、 Obscurationって言うのは、雲が地面から始まっている様な感じを言います。 霧や濃霧とかが代表的かな。 地面から回りや空を見てもカーテンが掛かった様に見えない状態です。 「何フィートまで見れる?」 と表現されます。 霧の中では上方と前方での見え方には余り差がありません。 Vertical VisibilityやIndifinite Ceilingとも言われます。
しかし、Overcastでも、その上空が見える様な「Thin」と報告される物は、Ceilingには含まれません。 (VFRでも貫通できる可能性が高い) あまり聞いた事は無いのですが「Partial, Partially」と言われるのも含まれません。