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2009 Instrument Written Exam (FAA Knowledge Test)
208. PLT202
(Refer to figure 108.) Where should the bearing pointer be located relative to the wing-tip reference to maintain the 16 DME range in a left hand arc with a left crosswind component?
A) Ahead of the left wing-tip reference for the VOR 2.
B) Ahead of the right wing-tip reference for the VOR 1.
C) Behind the left wing-tip reference for the VOR 2.
図108を見て。 左からの横風がある時に、左旋回の16マイル・アークを飛行するとすれば、Bearing Pointerは翼端に比べてどちらの方向に行くか。
A) VOR 2の針が、左のWing-Tip Referenceよりも前に行く。
B) VOR 1の針が、右のWing-Tip Referenceよりも前に行く。
C) VOR 2の針が、左のWing-Tip Referenceよりも後ろに行く。
--- 解説 ---
図108の計器はRMIと言いまして、VORやNDBの方向に矢印が真っ直ぐに向います。
このRMIを使ってDME Arcを飛行すると、無風なら真横を向きます。
左旋回のアークなら、9時の方向で真左270度を向きます。 右旋回なら3時の方向で真右090度を指します。
もし横風があれば、飛行機の機首を風の方向に向けてやる必要があります。
横風の向きと、Arcの向きが同じなら。機首はアークの中央の方に修正をします。
もし機首をアークの内側に向くと、RMIの針が前を向きます。
また、風向きとアークの方向が反対でしたら、機首は外側を向きます。 その為、RMIの針も後ろを示します。
この問題の場合は左旋回ですから、VORの局は左の方向にあります。 左側の方向を向いている針は二重線で、この針は下を見るとVOR-2になります。
また、無風ですと真左に針が向きますが、今回は左から風が来るので、機首がやや内向きに向くので、RMIの針がやや前の方向を示します。