HOME CONTACT LINK 検索
   ATC:航空無線      筆記試験 > PVT : IFR      PTS:飛行試験項目      お勉強室      航空辞書      けいじ板  


FAAの筆記試験(Knowledge Exam)について。 :  Privateの筆記試験について : PVTの問題へ : IFR、筆記の解説 : IFR問題へ

Private Pilot : 2007年 Airman Knowledge Test Question (Written Exam)

499.
How can you determine if another aircraft is on a collision course with your aircraft?
A) The nose of each aircraft is pointed at the same point in space.
B) The other aircraft will always appear to get larger and closer at a rapid rate.
C) There will be no apparent relative motion between your aircraft and the other aircraft.

他の航空機が、貴方と衝突するコースに飛行しているかは、どの様に判断するか?
A) 両方ともの機首が同じ方向を向いている。
B) 相手の航空機が必ず早い割合で大きく見え、どんどんと(コースに)近づいて来るように見える。
C) 貴方と相手の間には動きが見えないように見える。

他のAircraftが、貴方とCollision Courseに飛行しているかは、どの様に判断するか?
A) Noseが同じ方向を向いている
B)  相手の航空機が必ずRapidな割合で大きく見え、どんどんと(コースに)近づいて来るように見える。
C) Relative Motionが無い様に見える。

Collision Course 衝突コース
Rapid 急な、早い
Rapid Rate 早い割合で、高速で
Ralative Motion 見た目の動き

 

500 & 501. 同じ問題に見えます。
Most midair collision accidents occur during
A) hazy days.
B) clear days.
C) cloudy nights.

空中衝突事故が最も起こりやすいのは
A) 大気がかすんでいる日中
B) 空気が澄んでいる日中
C) 雲が多い夜間

Midairの事故に遭遇しやすいのは
A) Hazyな日中
B) Clearな日中
C) Cloudyな夜

Midair 空中、 空中衝突を指す時が多い
Hazy かすみ、 空気がよどんでいる、 遠くが良く見えない
Clear スッキリとした天候、良く見える時

空中衝突、Midair Collision 
死亡事故に繋がりやすい空中衝突は、意外と天気の良い何も無い日に起こりやすいのが特徴です。もちろん、航空機が集まってきて、操縦に気が取られる空港付近で最も多くなります。

夜間や天気の悪い日は意外と飛行機は良く見えます。 パイロットが注意度が上がっているのでしょうし、また飛行を控える人も多いのでしょう。空気が綺麗だと、他の飛行機が町の風景に溶け込んで見えないのも有ります。そして最も多い理由が良く見えすぎて自信過剰になって見張り義務が散漫になるのも大きな原因です。 天候が良くないと、バックの雲や霧や霞が航空機のライトを目立たせる傾向にもあります。ただ注意して頂きたいのはVisibilityが低い状態です。相手の航空機がハッキリと見えずに、見えても実際より遠くにあると錯覚を起します。

空港付近ではまた上昇や下降中の航空機が多く、Blind Spotと呼ばれるコクピットから見えない所に他の航空が入ってしまう場合もあります。 例えばですが、着陸中の飛行機でも、向かっている方向は見えても、真下は見えません。またTraffic Patternの入り方が手抜きで、違ったルートから進入すると普通に飛んで来る航空機が予期していないので、両方ともに危険が生じます。

Non-TowerでもTraffic Patternはしっかりと守って飛行してください。DownwindでPattern Altitudeまで下降すると、普通に飛んでいる航空機は両方から見えないので、必ずPattern Altitudeまで下降し45度から入る癖を付けましょう。全ての航空に無線が付いている訳でも無く、また聞いていない操縦士も居るでしょう。 アメリカでは外国人である私たちも、英語が出来ないと言う理由で、他の航空機の送信を聞いていない場合もあります。Non-Tower Airportこそ、Patternはしっかりと守って飛行しましょう。

En-RouteとかでのMidair Collision
クロスカントリーなど、一定高度で飛行していると意外と他の航空機が飛んでるのが目に入ります。Radarサービスを受けると良く分かるのですが、アメリカでは自由に飛んでいる人が多く、また実際に見えるのも限られています。 空港から離れてしまうと、空中衝突の危険性はかなり減りますが、無くなる訳ではありません。 飛行コースは皆が同じ様な所を通るので何時でも危険性はあります。 特にVOR付近や高速道路の上や谷間は皆が飛行しようとするので、思っているよりも多く航空機は飛行しています。

さて、En-Routeでの衝突コースですが、一番危険なのが地平線付近で、止まって見えるのが一番危険です。 航空機は真っ直ぐ飛行し居る時は、地平線に向かって飛んでいます。

航空機によって見え方は違いますが、同じ様な高度を飛行している物も地平線に近い、ちょっと見難い所を飛行しています。衝突コースに飛んでいる飛行機は、何時も同じ方向に居るのでパイロットからは止まって見えます。前に進んでいるように見えるなら、貴方よりも先に飛んでいってしまいます。離れていくようなら当然、離れていく様に見えます。衝突コースに居ると止まって見えるので、見えたと思って安心するのでは無く、直ぐにコースを変えて下さい。(相手が動いて見えるからと言っても近過ぎると衝突するので、可能な限りコースは変えて下さいね。命が掛かってるので臨機応変にね。)



Private Pilot Knowledge Test (Private Written Exam) 05/23/2007 : 2008年の問題へ
001 〜 010 011 〜 020 021 〜 030 031 〜 040 041 〜 050 051 〜 060 061 〜 070 071 〜 080 081 〜 090 091 〜 100
101 〜 110 111 〜 120 121 〜 130 131 〜 140 141 〜 150 151 〜 160 161 〜 170 171 〜 180 181 〜 190 191 〜 200
201 〜 210 211 〜 220 221 〜 230 231 〜 240 241 〜 250 251 〜 260 261 〜 270 271 〜 280 281 〜 290 291 〜 300
301 〜 310 311 〜 320 321 〜 330 331 〜 340 341 〜 350 351 〜 360 361 〜 370 371 〜 380 381 〜 390 391 〜 400
401 〜 410 411 〜 420 421 〜 430 431 〜 440 441 〜 450 451 〜 460 461 〜 470 471 〜 480 481 〜 490 491 〜 500
501 〜 510 511 〜 520 521 〜 530 531 〜 540 541 〜 550 551 〜 560 561 〜 570 571 〜 580 581 〜 590 591 〜 600
601 〜 610 611 〜 620 621 〜 630 631 〜 640 641 〜 650 651 〜 660 661 〜 670 671 〜 680 681 〜 690 691 〜 END
各問題の Knowledge Codeその参考書籍 (出題元: Subject Matter and Reference Material)

 

新しい図が発表されました。 Private Pilot : Instrument Ratingへの追加版 (2014-02)

Private Pilotの筆記試験 : 2008年-03月分  (和訳&解説付き) : 2007年度版 : 2008年09月分 
計器飛行の試験問題 : 2009年06月 (和訳&解説付) : 2007年 
ADM (Aeronautical Decision Makings)の問題:  ADM Questions (Pvt & Comm)


HOMEATC:航空無線筆記試験 > PVT : IFRPTS:飛行試験項目お勉強室航空辞書けいじ板LINKサイト検索
Copyright c 2007-2017 Koji Ueda. All rights and Copyrights are the properties of Koji Ueda. All Rights Reserved. 上田浩史に著作権はありますが、お勉強・訓練には使ってね。教育関係はの方は必ず「CFI Japanから」と添えてお使い下さい。