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Private Pilot : 2007年 Airman Knowledge Test Question (Written Exam)

If a pilot changes the altimeter setting from 30.11 to 29.96, what is the approximate change in indication?
A) Altimeter will indicate .15 inches Hg higher.
B) Altimeter will indicate 150 feet higher.
C) Altimeter will indicate 150 feet lower.

高度計規正を30.11から29.96に変更すると、どの様に表示は変化するか。
A) 高度計は0.15インチHg高く示す。
B) 高度計は150フィート高く示す。
C) 高度計は150フィート低く示す。

Altimeter Settingを30.11から29.96に変更すると、どの様に表示は変化するか。
A) 高度計は0.15in-Hg高く示す。
B) 高度計は150 feet高く示す。
C) 高度計は150 feet低く示す。

approximate 大体の、おおよその
change in indication 表示上での差、 修正した時に出る表示の変化

高度計については問47も参考にして下さい。

Altimeter Setting 高度計規正、高度計が正しい数値を示すようにする修正数値。
一般に使われている高度計は、気圧を測定し、それを高度に換算しています。ですから実際の高度を測っている訳ではないので、どうしても修正が必要になります。それをAltimeter Settingと言っています。 実際に乗ると分るのですが、気圧を計っていると言え、高度計は物凄く正確です。気温などでも誤差が出るのですが、どの飛行機も気圧を測定しているので誤差も同じなんで、Altimeter Settingさえちゃんとしていれば、それに関しては安全です。

衝突の心配はありません。ただ地面からの本当の高さは誤差は多少あります。普通に飛行する時は最低でも1,000 feet (山間部で2,000 feet)は余裕を持って飛行するのが普通ですから、衝突の可能はパイロット・エラー以外ではあまり有りません。離着陸時は、このAltimeter Settingを正しく合わしていれば十分ですよ。高度計の誤差よりもパイロットの操縦精度の方がダントツ悪いです。 

でも航空機のStatic Portと呼ばれる穴だけは、確認してくださいね。 高度計などの計器に大気を送る穴で、そこに虫や雪等の物が詰まってしまうと、表示は滅茶苦茶になります。 大型機で自動操縦装置に繋がってたりすると、大惨事になった事もあるぐらいですから。南米で墜落したB-767の話は有名です。離陸前に飛行機を洗ったのは良かったのですが、その時にStatic Portに水が入らないようにとテープを張ったんですが、それを取り忘れて離陸。高度計や速度計が異常な数値を示し、100名以上が命を失った墜落事故です。Auto Pilot(自動操縦装置)にも繋がっており、またパイロットも機械に頼りすぎて、状況判断が出来ずに墜落した事故です。 狂った数値で、正常なAuto Pilotが暴走。 予期せぬ出来事でパイロットもパニック。そして墜落。 まあセスナクラスなら、逆に助かったでしょうけど、マジでビックリするでしょうね。

飛行機の高度計はfeetで表示されますが、修正値は大気圧のin-Hgで表されます。 高度計は0.1インチの下方修正すると、表示高度は100フィート減少します。この考えで十分ですが、もっと厳密に知りたい人はFigure 8の右側を参考にして下さい。

実際のフライトでは不要ですが、右側の数値がもっと正確です。 まあこれほど微妙な高度を保つのは無意味ですけどね。


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各問題の Knowledge Codeその参考書籍 (出題元: Subject Matter and Reference Material)

 

新しい図が発表されました。 Private Pilot : Instrument Ratingへの追加版 (2014-02)

Private Pilotの筆記試験 : 2008年-03月分  (和訳&解説付き) : 2007年度版 : 2008年09月分 
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