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Private Pilot : 2007年 Airman Knowledge Test Question (Written Exam)
Time Zoneの問題を解いてみよう。 簡単だよ。
ここでは、実際の問題を使って問題を解いて見ます。 細かい説明は、こちらで。
188.
(Refer to figure 28.) An aircraft departs an airport in the mountain standard time zone at 1615 MST for a 2-hour 15-minute flight to an airport located in the Pacific standard time zone. The estimated time of arrival at the destination airport should be
A) 1630 PST.
B) 1730 PST.
C) 1830 PST.
この問題はMST(Mountain Standard Time Zone)を16時15分に離陸し、Pacific Standard Time Zoneの空港へ2時間15分で飛行したら、現地時間で何時に到着したかと言う問題です。
1. Figure 28(図)は手渡されるので、何も暗記する事は無いのですが、左下の表は理解しておいて下さい。
2.
時差の問題は先に、世界標準時間(Coordinated Universal Time)換算してください。
3.上から5つ目のMountain Standard Timeが出発地点になり、世界標準時に換算するには現地時間に7時間足してください。
4.16:15MSTに離陸ですから、 16:15 + 7時間 = 23:15 Zulu に離陸する事になります。
5.到着は2時間15分後のですから、23:15 + 2時間と15分 = 25:30 Zulu (もしくは 0130Z)に到着となります。
6.到着地点の時間帯はPacific Standard Timeですから下からの2番目を見ると、世界標準時にするには8時間を足すと分かります。
7.この問題は、現地時間で何時かと聞いていますので、到着のZulu時間より8時間引くと現地時間がわかります。
8.01:15Z(もしくは25:30分) − 8時間 = 17時30分の現地時間に到着と分かります。
187.
(Refer to figure 28.) An aircraft departs an airport in the central standard time zone at 0845 CST for a 2-hour flight to an airport located in the mountain standard time zone. The landing should be at what coordinated universal time?
A) 1345Z.
B) 1445Z.
C) 1645Z.
この問題はCST(Central Standard Time Zone)を08:45に離陸し、Mountain Standard Time Zoneの空港へ2時間で飛行したら、世界標準時で何時に到着したかと言う問題です。注意:問われている時間帯が現地時間ではありませんので、到着地点の現地時間に直す必要はありません。
1. 時差の問題は先に、世界標準時間(Coordinated Universal Time)換算してください。
2.上から3つ目のCentral Standard Timeが出発地点になり、世界標準時に換算するには現地時間に6時間足してください。
3.08時45分CSTに離陸ですから、 08:45 + 6時間 = 14:45 Zulu に離陸する事になります。
4.到着は2時間後のですから、14:45Z + 2時間 = 16:45 Zulu (もしくは 1645Z)に到着となります。
この様な時差の問題は、頭で整理が出来ていれば簡単な問題です。 表も問題の図に明記されているので楽な問題といえるでしょう。 注意点は
- 必ずZulu Time (世界標準時)で計算する。
- 回答は、現地時間か世界標準時かを明確にする。
- Zulu Timeは引き算をすれば現地時間になる、、、と記憶しておくと実際のフライトでも楽ですよ。(アメリカの場合です。日本は足し算)
Private Pilot Knowledge Test (Private Written Exam) 05/23/2007 :
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