6. 着陸後から駐機場まで (フライトの終わり)
着陸が完了すると。滑走路から出て周波数をGroundに変えて駐機場に向かう事になります。ここではフライトで最後の部分を説明したいと思います。 Touch−Downをした後も交信は続きます。(この場合のTouch-Downは接地、地面にタイヤが付く事です。)
最初は滑走路から出る事になります。 管制官や場合によってはどの道(Taxiway)から出る様にと指示を行うかも知れません。そしてGround(地上管制官)に交信をさせられます。
1. "..... turn left at next intersection, then contact ground on 118.22...."
2. "..... turn right on next intersection, then contact ground on 121.8."
3. "..... turn off the runway when enable ....."
4. "...... turn left on runway 23....."
簡単な訳
1. 次の門で左に曲がってください。そして118.22でGroundと交信を。
2. 次の門で右に曲がってください。そして121.8でGroundと交信を。
3. 可能な時に滑走路から出てくさい。 (指定しない場合も多いです。)
4. Runway 23にて左に曲がってください。
(交わる滑走路が有る場合、それがTaxiwayとして使われる場合もあります。ちょっと変な気分はしますけどね。)
平行滑走路を横切る場合
もし平行やそれに近い様に滑走路が別にあった場合では無断でその滑走路に入る事は出来ません。
".... cross Runway 20 Left, then ....." Cross Runwayと言われて初めて許可が出た事になります。
もし、待てと指示が出た場合は
"... hold short of Runway 28 Left, traffic ...." Runway 28Lの前で止まって下さい。 航空機が..(理由)...
着陸してくる飛行機や、離陸してくる飛行機が居るでしょう。その時は着陸した滑走路から、飛行機の最後尾が着陸滑走路から出た事を確認し、また指定された滑走路の停止腺(Holding Line)の前で確実に待機してください。滑走路とTaxiwayの境目はHolding Lineになります。可能であれば航空機が来る方向に機首を向けて、状況が良く分かるようにしましょう。対象の航空機が通過したら、直後に後続機が無い限り横切る許可が出されます。"...cross Runway 28 Left..."
Ground、地上管制官
Towerとの交信後はGroundにコンタクトして、空港内の目的に向かってTaxiする為の許可を貰う事になります。また無断でTowerからGroundに周波数を変える事は出来ません。必ず"...contact ground on 121.7..."等とTowerから、GroundにContactする様に言われてからです。
Ground と交信する場合の方法は基本の文法の通りです。頭の中で整理してからGroundにコンタクトしましょう。
1. 相手の名前
2. 自分の名前、Call Sign
3. 場所、Location
4. Request / Message この場合は行きたい所かな。
例
"Nintendo Tower, Cessna 2727F, off Runway 8 Left, request taxi to Umeboshi Aviation." Runway 8Lを出ました。梅干AviationまでのTaxi許可をお願いします。
"27F, Nintendo Ground, taxi to Umeboshi via Bravo " Taxiwy BravoでUmeboshiまで移動しても良いですよ。
"Cessna 27F, Hold for traffic approaching from your right"
他に航空機が居て、停止を求める場合は"Hold"や "Hold Short"を使います。 Holdはその場で停止。 Hold Shortはそこまで行って停止。多くの場合、飛行機が来てるから等と理由も教えてくれます。 Viaは経由してと言う意味があり、毎回の様に言われます。暇な時はTaxi toだけ言う時もありますが、その場合は常識の範囲内で自分でコースを選んで、目的地まで行く事が出来ます。 その場合でも滑走路に入る事は許されません。(法律で定められています)
他の例
"... off of active runway, taxi to ABC Aviation." 滑走路から出ましたので、ABC Aviationまでお願いします。 Active Runwayとは離着陸に使われている滑走路の事を言います。
"... off the active, going to transient parking." 滑走路から出たので、一時駐機場まで行きます。 Transient Parkingは他の空港から来た人の為の一時駐機場の事を言います。 有料の時が多いですが、無料の所も、自己申告の場所もあります。
"...request taxi back for takeoff" 訓練でまた離陸する場合に言います。空港によってはTowerに言う事も出来ます。他の空港では離陸の方向を利く場合もあります。"... taxi to Runway 23, say tyoe of depature...."等
慣れない空港や大きい空港で方向が分からない場合は、管制官に誘導やより詳しい道順をお願いする事が出来ます。その時は「Progressive Taxi to」と言います。
".... at taxiway A, request progressive taxi to Candy Flight, please."
"un-familiar"と言う事で「空港の細かい事は分かりません」と伝える事が出来ます。これはTowerにも使えます。
".... at base of tower, request taxi to Fuel Island" 離着陸に関係なく、地上を移動する時にもGroundからの許可が必要となります。この場合は「Towerの下に居ますので、ガソリン補給所までお願いします。」
".... at Hanger 3, request taxi to terminal building, via taxiway Alpa" 使いたいコースや、通過したい場所があれば、「Via ...」を使います。これは経由してと言う意味があります。 管制官は殆どの場合で使いますが、パイロットも使う事が出来ます。
着陸後、暇な場合はTowerがそのままTaxiの許可をくれる場合もあります。
"2727F, where are you going on the filed?" 空港内の何処に行くの?
"27F, Jet Center" Jet Centerです。
"2727F, taxi to Jet Center, remain on this Frequency" Jet Centerまで許可します。周波数はそのままで。
たまに、許可をくれてその後にはGroundを聞いておく様に言われる時もあります。
"2727F, taxi to Jet Center, Monitor Gound on 121.7" Monitorとは周波数を合わせるだけで、航空機からは交信はしないで、と言う意味です。暇な時にも良く使われますが、逆に忙しい時に言われる時もあります。GroundとTowerは同じ所で業務を行っているので、先に情報が渡っている場合が多く有ります。忙しい時には混雑を少しでも減らす為、Groundがタイミングを見計らって貴方を呼び出して来ます。