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Private Pilot : 2008年 Airman Knowledge Test Question (Written Exam)

009
What causes an airplane (except a T-tail) to pitch nosedown when power is reduced and controls are not adjusted?
A) The CG shifts forward when thrust and drag are reduced.
B) The downwash on the elevators from the propeller slipstream is reduced and elevator effectiveness is reduced.
C) When thrust is reduced to less than weight, lift is also reduced and the wings can no longer support the weight.

エンジン出力を絞った時に、何もしなければ飛行機の機首が下がってしまう理由は?(T字尾翼機を除く)
A) 推力と抗力が減ると重心が前に移動するので。
B) プロペラ後流が作り出す水平尾翼の揚力が減る為。
C) 推力が重量以下になった場合、揚力が減少し翼が重量を支えきれなくなる為。

エンジン出力を絞った時に、Controlの調節をしなければ飛行機の機首が下がってしまう理由は?(T-tailを除く)
A) Thrust や Dragが減ると重心が前に移動するので。
B) Slipstreamが作り出すElevatorのLiftが減るため。
C) TrustがWeight以下になった場合、Liftが減少し翼がWeightを支えきれなくなる為。

T-Tail 尾翼の配列がT字になっている飛行機。水平尾翼が、垂直尾翼の上にある飛行機。  (ボーイング727型旅客機など)
Pitch  飛行機の動きで、機首の上下を言います。
Nosedown 機首が下がる事。
Shift 移動する。
Slipstream   回転するプロペラの後方に発生する風。  プロペラ後流気流
Downwash  揚力がAirfoilより発生する時に押し下げられる気流の事。 プロペラ、翼や尾翼等が作り出す。

 

プロペラの後ろには、Slipstream、プロペラ後流と言って大量の空気が流れます。 特に単発プロペラ機の場合は、そのSlipstreamが尾翼やElevatorをまともに通過して尾翼の働きが大きくなります。 水平尾翼は、機首が上がる様にと下向きの力(Tail Down Force)を 生む様に設定されています。 (Pitch Stabilityとの関係です) 

プロペラの後流は凄く沢山の下向きの力(Tail Down Force)を発生させます。 飛行機全体を見ると重心は前に有り、頭を下げる様になっていて、尾翼が下の力を発生させる為に設計されています。 何もしなければ、普通は水平飛行を保っています。その様な設計ですから、エンジン出力を下げるとプロペラ後流も激減し水平尾翼が生み出すTail Down Forceも減少します。 尾翼を押す力が弱くなりますので、この状態では 尾翼が上に上がろうとします。 そして反対側の機首は下がろうとします。

予備知識:興味があれば: 設計と安定性について

普通の飛行機が飛行している時は、エンジン出力を下げると機首が自然に下がります。 エンジン出力は低下し推力が減少。そして減速しようとするのですが、それと同時に機首下げが起こります。 (微調整をしない時ね) その結果、飛行機の減速は殆ど有りませんが、その代わり高度が下がろうとします。 Pitch Upなどをして、機首や高度を保とうとすれば、 減速をしようとします。 (T-字の尾翼を持った飛行機では、プロペラからの風が通過し無いので、この作用は弱くなり、状態によっては全くありません。)

上昇・下降・低速飛行中は、Powerで高度、Pitch(機首)で速度を調整する様にします。 

Pitch = Airspeed
Power = Altitude

実際のフライトではもう少し、複雑ですが、この組み合わせを中心として、私たちは訓練をします。

なお高速で飛行している時に速度を下げたい時などに、単にPitchを変えると、速度だけでなく高度も大きく変わります。 普通に飛行する時は両方を調節する必要がありますので、上記の組み合わせは低速などが基本と覚えておいてください。 (高速で減速する時はPitchを急に変えては行けません。 Pitchを変えるために先に出力を下げて、下がろうとする機首や高度を下げない様に初めてPitchを調節します。 後は実際に経験してください。微調節は文章に出来ませんし、飛行機にもちょっとした癖があります。

回答(A)について、、、 エンジン出力で重心の位置は変わりません。 重心の位置を変えるのは、人や物の搭載位置だけです。
回答(C)について、、、 飛行機のWeightは、Thrust(推力)よりも、ダントツに大きいです。 離陸する時のフル・スロットルでもです。確かにThrustが弱くなると、速度が落ちるので、若干Liftが減りますけど、そんな比では有りません。

 

Private Pilot Knowledge Test (Private Written Exam) 2008年03月18日より出題

001 〜 010 011 〜 020 021 〜 030 031 〜 040 041 〜 050 051 〜 060 061 〜 070 071 〜 080 081 〜 090 091 〜 100
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601 〜 610 611 〜 620 621 〜 630 631 〜 640 641 〜 End  

Learning Statement Reference Guide for Airman Knowledge Testing ( September 28, 2007)
PLT999等と問題番号の横に書かれているコード。問題の種類が書かれています。
PLT001〜092 : PLT093〜212 : PLT213〜315 : PLT316〜365 : PLT366〜519

 

新しい図が発表されました。 Private Pilot : Instrument Ratingへの追加版 (2014-02)

Private Pilotの筆記試験 : 2008年-03月分  (和訳&解説付き) : 2007年度版 : 2008年09月分 
計器飛行の試験問題 : 2009年06月 (和訳&解説付) : 2007年 
ADM (Aeronautical Decision Makings)の問題:  ADM Questions (Pvt & Comm)


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