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FAAの筆記試験(Knowledge Exam)について。 :  Privateの筆記試験について : PVTの問題へ : IFR、筆記の解説 : IFR問題へ

Private Pilot : 2008年 Airman Knowledge Test Question (Written Exam)

214. - PLT375
If an alteration or repair substantially affects an aircraft's operation in flight, that aircraft must be test flown by an appropriately-rated pilot and approved for return to service prior to being operated
A) by any private pilot.
B) with passengers aboard.
C) for compensation or hire.

航空機が飛行特性を大きく変えてしまう程の修理や改造を受けた場合、 適切な資格を持った飛行士がテスト飛行し、運行の安全を認める必要があるのは、、、
A) 自家用操縦士が飛行する前に。
B) 客を乗せて飛行する前に。
C) 報酬や雇われて飛行する前に。 (業務用に使う前に)

もし航空機が飛行特性を大きく変えてしまう程のAlterationやRepair行なわれた場合、
その航空機は適切な資格を持った飛行士がテスト飛行し、Return to ServiceとApproveする必要があるのは。
A) Private Pilotが飛行する前に。
B) 客を乗せて飛行する前に。
C) 報酬や雇われて飛行する前。

Alteration 改良、変更する、変える
substantial 大きく、物凄く、かなり
Appropriately-Rated Pilot 適切な資格を持った操縦士
passengers aboard 客を乗せて
for compensation 何かを見返りに、収入の為に
for hire 雇われて


215. - PLT374
The responsibility for ensuring that maintenance personnel make the appropriate entries in the aircraft maintenance records indicating the aircraft has been approved for return to service lies with the
A) owner or operator.
B) pilot in command.
C) mechanic who performed the work.


航空機の整備後に、運行が許可されたと航空日誌(整備記録)に正しく記入されている事を認する義務があるのは。
A) 持ち主か運行者
B) 機長
C) 整備を行なった整備士

整備者が航空機のMaintenance Recordsに『Approved for Return to Service』と正しく記入した事を確認する義務があるのは。
A) 持ち主またはOperator。
B) 機長
C) 整備を行なった整備士

メモ:  解説必要 問題の訳はかなり複雑です。
直訳すると、日本語になっても、意味が分かりづらい文章になります。
そこで、かなりアレンジしました。
私としては 「整備後、整備記録に正確に記入されたか確認するのは誰?」と訳したいです。

for ensuring 確認する。
maintenance personnel  整備する者
make the appropriate entries  適切な記入を行う
aircraft maintenance records 航空機の整備記録・記録誌
been approved  許可された認められた。
for return to service 運行に戻す。乗って良いよとする事
lies with 〜 に責任がある。
owner or operator 所有者 か 運行者 (航空機をビジネスなどで使う人)
performed the work。 この場合のworkは整備の事 

 

解説:
問題の説明もしますが、色々な単語や専門用語があるので、それも説明します。

『Approved for Return to Service』
Return to Service 直訳すると「サービスに返す」。 Returnは「返す」
この場合のサービスは「通常の飛行」で、「返す」は「通常運行に戻す」の意味があります。
そして、その前に「Approved For」(許可する、認可する)とあるので、
本当の訳は「整備したから、飛行しても良いと許可しました」、「整備後に飛行許可を出す」になります。

この事は、航空機の整備記録に記入する必要があり、整備士が記入します。
この問題255は 『だれに「その記入が正しくされたか」と確認する義務があるのは?』と聞いています。Onwer(持ち主)かOperator(運行者)が確認します。

問題の最初にmaintenance personnelとありますが、整備する人々と言う意味があります。 この人々には整備士資格を持っていない者も含まれている可能性があります。 FAAの資格の種類にMechanic Certificateはありますが、maintenance personnel と言う名前はありません。整備作業者とでも訳せるかな、ちょっと疑問だけど。整備士の資格が無くても、正式な整備士の監督の元で仕事は出来ます。(もちろん、飛行許可とかは出せませんけど。)

逆になりましたが、問254に付いてです。
航空機に大きな影響を与える作業が行われた時は、その航空機の飛行資格を持っている者がTest Flightを行うまで、お客さん、Passengerを乗せる事は出来ません。 私の解釈では、この部分のFARはPilotより一般人を守ってると思います。もちろんFARは一般の乗客を一番に守っています。

大きな影響とは「Major」と言う単語が使われますが、この問題では「Major」では無く、「飛行特性に大きく影響する」と聞いています。微妙に違う場合があるかも知れませんので、整備士が飛行試験が必要と言うか、パイロットの判断で大きく変わったと思った時はお客さんを乗せる前にテスト飛行をして下さい。特にMajorの後は必ずテストはして下さい。 なお、簡単なのは「Minor」と言いまして、FAR43に比較的細かく定義されています。

ここからは試験には関係ありませんが参考に、、、、、、、
Minorは一般のA&Pの資格を持っている者が行って、飛行許可を出せますが、MajorとなるとA&PでもIA (Inspection Authorization)持っている者が確認しなくては飛行許可を出す事が出来ません。(これらの問題には関係が無いですが、Annual InspectionもIAを持ってる者しかできません。)
また整備には3種類あります。 航空機の故障や不具合を直すのを「Repair」と言います。 そして故障では無いが、何かを改良・改善する事を「Alteration」と言います。 そして点検・確認を「Inspection」と言います。

Private Pilot Knowledge Test (Private Written Exam) 2008年03月18日より出題

001 〜 010 011 〜 020 021 〜 030 031 〜 040 041 〜 050 051 〜 060 061 〜 070 071 〜 080 081 〜 090 091 〜 100
101 〜 110 111 〜 120 121 〜 130 131 〜 140 141 〜 150 151 〜 160 161 〜 170 171 〜 180 181 〜 190 191 〜 200
201 〜 210 211 〜 220 221 〜 230 231 〜 240 241 〜 250 251 〜 260 261 〜 270 271 〜 280 281 〜 290 291 〜 300
301 〜 310 311 〜 320 321 〜 330 331 〜 340 341 〜 350 351 〜 360 361 〜 370 371 〜 380 381 〜 390 391 〜 400
401 〜 410 411 〜 420 421 〜 430 431 〜 440 441 〜 450 451 〜 460 461 〜 470 471 〜 480 481 〜 490 491 〜 500
501 〜 510 511 〜 520 521 〜 530 531 〜 540 541 〜 550 551 〜 560 561 〜 570 571 〜 580 581 〜 590 591 〜 600
601 〜 610 611 〜 620 621 〜 630 631 〜 640 641 〜 End  

Learning Statement Reference Guide for Airman Knowledge Testing ( September 28, 2007)
PLT999等と問題番号の横に書かれているコード。問題の種類が書かれています。
PLT001〜092 : PLT093〜212 : PLT213〜315 : PLT316〜365 : PLT366〜519

 

新しい図が発表されました。 Private Pilot : Instrument Ratingへの追加版 (2014-02)

Private Pilotの筆記試験 : 2008年-03月分  (和訳&解説付き) : 2007年度版 : 2008年09月分 
計器飛行の試験問題 : 2009年06月 (和訳&解説付) : 2007年 
ADM (Aeronautical Decision Makings)の問題:  ADM Questions (Pvt & Comm)


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