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Private Pilot : 2008年 Airman Knowledge Test Question (Written Exam)

471.
If an emergency situation requires a downwind landing, pilots should expect a faster
A) airspeed at touchdown, a longer ground roll, and better control throughout the landing roll.
B) groundspeed at touchdown, a longer ground roll, and the likelihood of overshooting the desired touchdown point.
C) groundspeed at touchdown, a shorter ground roll, and the likelihood of undershooting the desired touchdown point.


緊急事態で追い風で着陸する必要が有った場合、操縦士は何を想定しておくべきか?
A) 接地時により早い対気速度、長い着陸滑走(接地から停止までの距離)、そして 着地後はより良い操作性が有る。
B) 接地時により早い対地速度、長い着陸滑走(接地から停止までの距離)、そして 希望着地点を超えやすい。
C) 接地時により早い対地速度、短い着陸滑走(接地から停止までの距離)、そして 希望着地点の手前に到達しやすい。

Emergencyの状況でDownwind Landingする必要が有った場合、Pilotは何を想定しておくべきか?
A) Touchdown時により早いAirspeed、長いLanding Roll、そしてControlしやすいLanding Roll。
B) Touchdown時により早いGroundspeed、長いLanding Roll、そして予定Landing Pointを超えやすい。
C) Touchdown時により早いGroundspeed、短いLanding Roll、そして予定Landing Pointの手前に到達しやすい。

Emergency Situation 緊急状態
Downwind Landing 送り風での着陸、逆向きでの着陸
Touchdown 接地、着陸時などにタイヤが滑走路に付く事
Ground Roll 接地後に停止するまでの距離。 離陸時なら動き出してから浮き上がるまでの距離
Likelihood なりやすい事、陥りやすい事、傾向が有る事
Touchdown Point 接地地点、着陸の目標地点

着陸は対地速度が少しでも遅くなる向かい風、Headwindで着陸するのが基本です。
飛行機の揚力に必要な速度はAirspeed(対気速度)ですが、着陸でもAirspeedは一定で有る必要があります。
前方から風が吹くHeadwind(向かい風)では、同じAirspeedでも、地面に対しての速度は遅くなります。(Airspeed-Wind)
遅くなる分、地面に対しての接地速度が遅くなり、停止するまでの距離も短くなります。

その為、基本は離着陸は向かい風で行うようにします。
緊急時や、急激に風向が変わった場合に、Tailwindで着陸(Downwind Landing)を行う場合があります。
緊急時で無ければ、Tailwindでの着陸を拒否して、反対側から着陸も出来ます。
しかし エンジンの故障の場合などでしたら、選択肢が無い場合もあります。

Tailwind(追い風)では、同じAirspeedでも対地速度が速くなります。 (Downwindとも言いまして、Downwind Landingと言います。)
早くなる分、Touchdownの瞬間は早くなり、停止するまでのLanding Rollも長くなります。
また、操縦士は普段はHeadwindで着陸するのに慣れているので、接地するまでに前方に押される感じになり、
目標とするTouchdown Pointを超えてしまう傾向になります。

セスナなどの訓練機では速度が遅いので、追い風での影響をモロに受けてしまいます。
慣れの問題も有るのですが、物凄く着陸が延びてしまいます。最悪の場合は滑走路を乗り越えてしまいますので、注意が必要です。
Final Approachでは、地面に対しての対地速度(Groundspeed)が早いので、想像以上に早く滑走路に届いてしまいます。
その影響で、高度を落とすが遅れる場合が多くなり、Touchdonw Point(目標の設置地点)を超えてしまい易くなります。
Full Flapを早く使ったり、エンジン出力を何時も以上に下げてのApproachが必要になります。

普段から「飛行機が何処に向ってAppraochしているか?」 また 「このままなら何処にTouchdownするか?」を常に考えて操縦しているとDownwind LandingでもApproachでの対応が楽になります。 これを行うには普段から、外を見る癖が必要です。速度計や計器ばかり見る癖が付いていると難しいです。 飛行機が何処に向っているかを判断するのは、風景の変化を見る必要が有ります。 飛行機が届かない所は、風景が上に移動する様に見えます。 また超えてしまいまそう所では、風景が下がって行くように見えて、最後は機首の下に行って見えなくなります。そして、ちょうどの地点は移動し無い様に、固定されて見えます。

Overshooting = 風景が下に流れる
Undershooting = 風景が上に行く様に見える。
向ってる所 = 固定されて見える。 移動し無い感じで見える。

 

Private Pilot Knowledge Test (Private Written Exam) 2008年03月18日より出題

001 〜 010 011 〜 020 021 〜 030 031 〜 040 041 〜 050 051 〜 060 061 〜 070 071 〜 080 081 〜 090 091 〜 100
101 〜 110 111 〜 120 121 〜 130 131 〜 140 141 〜 150 151 〜 160 161 〜 170 171 〜 180 181 〜 190 191 〜 200
201 〜 210 211 〜 220 221 〜 230 231 〜 240 241 〜 250 251 〜 260 261 〜 270 271 〜 280 281 〜 290 291 〜 300
301 〜 310 311 〜 320 321 〜 330 331 〜 340 341 〜 350 351 〜 360 361 〜 370 371 〜 380 381 〜 390 391 〜 400
401 〜 410 411 〜 420 421 〜 430 431 〜 440 441 〜 450 451 〜 460 461 〜 470 471 〜 480 481 〜 490 491 〜 500
501 〜 510 511 〜 520 521 〜 530 531 〜 540 541 〜 550 551 〜 560 561 〜 570 571 〜 580 581 〜 590 591 〜 600
601 〜 610 611 〜 620 621 〜 630 631 〜 640 641 〜 End  

Learning Statement Reference Guide for Airman Knowledge Testing ( September 28, 2007)
PLT999等と問題番号の横に書かれているコード。問題の種類が書かれています。
PLT001〜092 : PLT093〜212 : PLT213〜315 : PLT316〜365 : PLT366〜519

 

新しい図が発表されました。 Private Pilot : Instrument Ratingへの追加版 (2014-02)

Private Pilotの筆記試験 : 2008年-03月分  (和訳&解説付き) : 2007年度版 : 2008年09月分 
計器飛行の試験問題 : 2009年06月 (和訳&解説付) : 2007年 
ADM (Aeronautical Decision Makings)の問題:  ADM Questions (Pvt & Comm)


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