053.
While cruising at 9,500 feet MSL, the fuel/air mixture is properly adjusted. What will occur if a
descent to 4,500 feet MSL is made without readjusting the mixture?
A) The fuel/air mixture may become excessively lean.
B) There will be more fuel in the cylinders than is needed for normal combustion, and the excess
fuel will absorb heat and cool the engine.
C) The excessively rich mixture will create higher cylinder head temperatures and may cause
detonation.
高度9,500フィートを飛行中に(燃料と空気の)ミクスチャー装置を正しく調節しました。
ミクスチャー装置を再調節せずに4,500フィートまで下降するとどうなるか?
A) 燃料と空気の混合比が薄くなりすぎる。
B) シリンダー内に通常燃焼に必要以上の燃料が入り、残った燃料が熱を奪いエンジンを冷やす。
C) 濃すぎる混合気がシリンダーの温度を上げ、デトネーションを発生させる。
9,500 feet MSLを巡航中にFuel/Air Mixtureを正しく調節しました。
Mixtureを再調節せずに4,500 feet MSLまで下降するとどうなるか?
A) 燃料と空気のMixutureがLeanになりすぎる。
B) シリンダー内に通常燃焼に必要以上の燃料が入り、残った燃料が熱を奪いエンジンを冷やす。
C) Rich過ぎるMixtureがシリンダーの温度を上げ、デトネーションを発生させる。
Cruising 巡航している、普通に飛んでいる、真っ直ぐ飛んでいる
Properly 正しく
Adjusted 調節する
Without 〜無しで
Readjusting 最調節する
Excessively 多すぎる、過多、容量を超える
Combustion 燃焼する
Absorb 吸収する
Detonation デトネーション、エンジン内部で混合気が燃焼せずに異常爆発(自然発火)している状態。
Mixture Controlに付いての説明
高度が変わると、空気の密度も変化します。 これは機体にもエンジンにも影響します。
エンジンに流れ込む混合気、Mixtureを調節しないと、燃料の量は変わらないが、空気の量(密度)が減少するので比率(混合気)が変わってしまいます。
燃料の比率が増えると「Rich」な状態になり、余分な燃料が無駄になり、出力も低下します。
その代わり余分な燃料は、その分エンジンの熱を奪い、エンジンのオーバーヒートを防ぎます。
逆に燃料の比率が減るとLeanな状態になりエンジンの効率が低下します。またエンジンが高温になってしまいます、場合によってはデトネーションの様な異常燃焼を起こす場合もあります。
混合比はRich過ぎても、Lean過ぎても最高のエンジン性能を得る事ができません。
高度にあわせて、調節するのが大事です。
数1,000フィート以上で、飛行する場合は空気も薄く成り出すので、燃料の比率を減らす必要があります。ただ上空で、最適な混合比(Mixture Rate)にあわせて、そのまま下降・着陸すると、今度は大気の比率がが多くなってLeanになってしまいます。空気が薄くなりすぎてもエンジンの効率は落ちるし、多少多目のガソリンを送って、余ったガソリンで熱を逃がす働きもあります。高高度から何もせずに下降を続けると、Leanに成り過ぎるので注意が必要です。 そのままの状態で出力を上げると(Go-Around や Missed Approach)、エンジンの効率が落ち、高温になりやすくオーバーヒートを起して色々と問題が発生する場合があります。 高度を下げる時は、MixtureをRichにしてね。 そして高度が安定したら再度、Mixtureを合わせて下さい。