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Which operation would be described as preventive maintenance?
A) Repair of landing gear brace struts.
B) Replenishing hydraulic fluid.
C) Repair of portions of skin sheets by making additional seams.
次のうち、軽微な保守になるのは。
A) 着陸脚の支柱の修理
B) 油圧用作動油の補充
C) 新たな継ぎ目を作りながらの、外板の修理
次のうち、Preventive Maintenanceになるのは。
A) Landing GearのBrace Strutsの修理
B) Hydraulic Fluidの補充
C) 新たな継ぎ目を作りながらの、外板の修理
Brace Struts ブレース・ストラット、支柱、支える構造部分
Hydraulic 油圧系統の事
Hydraulic Fluid 油圧系統で使われる液体・オイルの事。 ブレーキオイルなど
Replenish 補充する、 継ぎ足す
Skin Sheet 外板、翼や胴体を構成する金属などの板
Seam つなぎ目、板が重なり合い接続する部分。
Preventive Maintenanceを辞書で調べると「予防整備」とありますが、航空法では「軽微な保守」になり、少々意味が違ってきます。この問題では、 Private以上の資格を持った航空機のオーナーが行なっても良い簡単な整備の事で、
日本の航空法では「軽微な保守」が近い訳でしょう。(国の違いがあるので、内容には差が有ると推測されます。)
複雑な工程が無い事などの条件がありますが、アメリカ国内では、
電球の交換やブレーキオイルの補充、タイヤの交換等簡単な事をPrivate Pilot以上の資格を持つOwnerが行う事が出来ます。
詳しいリストはFAR43-Appendix Aの最後の方に定義されています。それと航空運送業務(Air Carrier)の航空機もPreventive Maintenaceは出来ません。
着陸脚の支柱の修理や外板に継ぎ目(Seam)を作る事は大修理の一部で、
特別な資格を持つ者のみが認める事が出来ます。Airfram and Pwerplant Mechanicの資格だけでも出来ない項目です。
「Replenishing Hydraulic Fluid」とは、、、、
補充する事をReplenishと言い、Hydraulicとは油圧系統の事を指します。
小型飛行機ではブレーキ系統に油圧系統が使われています。
ブレーキオイル等の油圧系統に使われている液体の事をHydraulic Fluidと言い、
整備士ではなくても、Private以上を有する者が補充する事が出来ます。
この作業もPreventive Maintenaceの一部です。
参考に、、、、
「予防整備」はこの問題とは別の場面で使われています。
「機械は故障の発生する」を前提し、壊れる前に整備して「故障を予防する」と言う考え方に立った整備の概念を指しています。
Preventive Maintenance に付いての説明 : 航空法、FARから見たPreventive Maintenance